『Tongaliビジネスプランコンテスト2017』受賞チームとビジネスプランを紹介!

投稿者: | 2017-06-13

2017年5月20日(土)に名古屋大学で行われた『Tongaliビジネスプランコンテスト2017』。12組のチームが、これまでに温めてきたビジネスプランを発表しました。取材内容をもとに、受賞チームとそれぞれのビジネスプランをご紹介します。

Tongaliビジネスプランコンテスト2017概要

『Tongaliビジネスプランコンテスト』は、学生ベンチャーの創出と起業家育成を目的とする名古屋大学の「Tongaliプロジェクト」が主催するビジネスプランコンテスト。東海地区(愛知・岐阜・三重)のすべての学部生・院生・ポストドクターが対象です。審査項目は、意欲・熱意、優位性、市場性、将来性の4つ。今回は12組のチームが参加しました。

最優秀Tongali賞

最優秀賞に選ばれたのは、名古屋大学医学部の井上 拓海さんが代表のInnoven Healthtechnologyチーム。テーマは「スマートフォンを用いた携帯用小型AED(自動体外除細動器)の製作並びに普及」です。従来のAEDは大型で高価ですが、井上さんが開発中のAEDは小型で軽量。価格は10分の1です。除細動を起こすために必要なコンデンサが搭載されており、スマートフォンに装着して使用します。井上さんは、「これが製品化されれば、山岳医療や、AEDがビルトインされた商業用自動車の開発にも活用できる」と述べていました。

Tongali賞

1.「食の物語まるごと味わうサイト Kodawarin」

名古屋大学農学部の柘植 千佳さんが発表した「食の物語まるごと味わうサイト Kodawarin」は、食の作り手(生産者・加工業者・飲食店)と消費者をつなぐための情報サイト。柘植さんが全国の作り手をめぐり、それぞれの物語に触れた経験から始めたものです。「Kodawarin」でリリースされたプロジェクト第1弾は規格外の野菜から作られたピューレ。クラウドファンディングでは、発売当初は苦労を強いられたものの、無事売上げ目標を達成しました。柘植さんによると、さらなるプロジェクトも進行中とのこと。

2.「Air Kitchen~世界の食卓×旅行者~」

名古屋大学大学院工学研究科の永津 豪さんが代表のチームAir Kitchenが発表した「Air Kitchen」は、訪日旅行者と日本人ホストを繋ぐオンラインプラットフォーム。訪日旅行者がホスト宅で日本の家庭料理を一緒に作ることで、観光だけでは知り得ない文化を知ることができます。永津さんは、ホストを繋ぐ対象は訪日旅行者にとどまらず、国内旅行者、さらには近所の家庭へと展開し、「Air Kitchen」を“世界をつなぐ世界最大のレストラン”にしたいと語っていました。

3.外国人留学生就労支援サービス「Job Tree Japan」

名古屋大学情報文化学部の鷲見 陽介さんが代表のチームHarmony Forが発表。「Job Tree Japan」は、“働きたい”外国人と“働いてほしい”日本企業のギャップを埋めるマッチングサービス。多言語対応した就職活動webサイトで、留学生に特化した検索機能を備えています。すでに営業協力などの実績もあり、今後は外国人労働者の定着に向けてのコンサルタントも視野に入れていきたいとのこと。特別賞のNVCC賞も同時受賞。

4.教育サービス「KYSMOC」

名古屋大学情報文化学部の三野 稜太さんが代表のチームで、鈴木 雄也さんが発表。2017年5月に起業した株式会社キスモでのコンサルタント事業に取り組む中で、日本企業ではAIへの理解が進んでいないことに気づき、「KYSMOC」を開発しました。「KYSMOC」は、AIエンジニアの育成、AIへの理解を促進を支援する教育サービスです。実務に生かせる講座とカリキュラムで、個人に最適化されたAIが新着管理をサポートします。

特別賞 プレミア東海東京賞

プレミア東海東京賞を受賞したのは、名古屋大学 情報科学研究科の山腰 貴大さんが代表のチーム「コミュかつ」。コミュニケーション術を楽しく学べる「コミュかつカフェ」がテーマです。「コミュかつカフェ」は、会話力を向上したい人が集まるカフェ。そこで、AIを駆使した会話の練習・サポートをするアプリを使用しながらカードゲームをすることで、コミュニケーション力の向上を目指します。

特別賞 学術研究・産学官連携推進本部長賞

名古屋大学大学院国際言語文化研究科の千葉 月香さんが発表。「外国人従業員の人材育成を通した中小企業支援」がテーマです。外国人労働者が社会的に軽んじられていることを感じ、今回のビジネスプランを作りました。企業にヒアリングを行い、課題を整理してビジョンを作成し、方法(研修)をデザインするビジネスプラン。外国人労働者向けの日本語研修だけでなく、雇用する側である日本人もコミュニケーション講座を受講することで相互理解を深め、人材育成のノウハウを蓄積します。

7月には『Tongaliシンポジウム2017』が開催

7月8日(土)、ミッドランドスクエアにて『Tongaliシンポジウム2017』が開催されます。このシンポジウムはトンガリプロジェクトの入口でもあります。全国トップレベルの起業家が集結し、貴重な経験談や本音トークを間近に聞けるチャンスなので、興味のある方は是非訪れてみてください。