トビラシステムズ株式会社が位置情報共有型SNS”wellhash”をリリース

投稿者: | 2017-06-08

画像引用元:Google Playストア “wellhash”のページ

トビラシステムズ株式会社が位置情報共有型SNS”wellhash“を開発、リリースしました。先日、リリースを記念したお披露目会が「名古屋ギークバー」で開催され、Nagoya Startup News編集部も参加させていただきました。

“wellhash”を開発したトビラシステムズ株式会社の佐々木氏

会場に集まった方の中には、位置情報技術や地図アプリに詳しいその道のプロフェッショナルも。今回のイベントでは、”wellhash”を開発したトビラシステムズ株式会社の佐々木氏が、開発秘話や機能、技術的な面について説明しました。

トビラシステムズ株式会社とは?

トビラシステムズ株式会社 代表取締役の明田氏

トビラシステムズ株式会社は、名古屋に本社を置くベンチャー企業です。電話番号に関する日本一のデータをもとに、迷惑電話を自動で拒否できる迷惑電話対策ツール「トビラフォン」や、誰でも簡単にホームページ制作ができるツール「HP4U」を提供しています。

“wellhash”とは?

アプリについて説明する佐々木氏

“wellhash”は、位置情報共有型SNSです。地図上にお店や観光地などの「イド」を設定し、その場所に対してメッセージを投稿することができます。また気になる「イド」をフォローし、「イド」に投稿される他のユーザーのメッセージを閲覧したり反応したりすることができます。ユーザーの気になる場所に投稿される最新情報やニュース、口コミをチェックするのに便利です。Twitterとの連携も可能です。

従来の位置情報共有アプリでは、自宅や職場などプライベートな情報をSNSで共有した場合、悪用される可能性があります。”wellhash”は、特定の場所ではなく範囲を共有するため、個人情報を明かさずにユーザーの位置情報を共有することができます。

また”wellhash”の有効な使い方の一つとして「近所の住民が家庭内トラブルに遭っている可能性がある」「団地のゴミ捨て場のマナーが悪いので直してほしい」など、面と向かっては言いづらい問題を、曖昧な位置情報とともに共有する方法が紹介されました。位置や対象を特定しないからこそ、日常生活の中で問題提起をするハードルを下げられるメリットがあります。

“wellhash”のアプリはGooglePlayストアからインストールが可能です。(iOS版もApp Storeで近日リリース予定)

名前の由来

井戸端会議のように、ある場所の周辺で会話ができる機能性から、英語で「井戸」の意味の”well”と、「とことん話し合う」の意味の”hash”を組み合わせています。また、位置情報をまとめるハッシュタグ=”#”と、井戸の「井」の漢字が似ていることにも注目したそうです。様々な意味を掛け合わせ、アプリの機能を表現するのにぴったりな”wellhash”が、最終的な名前に決まりました。

「名古屋ギークバー」って何?

イベント当日は生ハム原木削り放題企画も行われました

— 毎週月曜になるとGeekなやつらが通うバーがある。
名古屋・新栄にあるピアノバー、Club Adriana。毎週月曜はPiano BarからGeek barに模様替えします。 1500円でソフトドリンク、お菓子、無線LAN、電源、プロジェクタ、UST設備が使用できます。生ビール(500円)や他カクテル各種、美味しい食事もあります。落ち着いたバーの雰囲気の中、テクノロジーやゲームに関するイベント、ワークショップなどが楽しめます。気になる方は、今後のイベント情報をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

編集部コメント

敢えて曖昧な位置情報を共有する機能によって、個人情報を保護しながらユーザー同士のコミュニケーションを楽しんだり、生活の中の問題解決に繋がったりするアイデアは、斬新で興味深かったです。目的によって様々な使い方を選べる点が、”wellhash”の良い点だと感じました。今後のユーザー数の動向にも注目です。