働きながら脳の健康を守る 名駅のクリニックが“訪問型脳検査”を展開

投稿者: | 2025-12-08

プレリリースより引用


名駅 脳と皮膚のケアクリニック/ブレインヘルスチェックセンター(所在地:名古屋市、院長:井汲一尋氏)は、企業のオフィスに医療スタッフが訪問し、採血に基づく脳機能低下リスクの可視化を行う法人向けサービス「ブレインヘルスチェック」を開始しました。訪問採血型の脳機能リスク評価は中部地方で初の取り組みで、今後は東京・大阪エリアへの展開も予定しています。

近年、国際的な研究により「認知症の約45%は予防可能」との報告があり、脳の健康維持に対する関心が高まっています。血液中のバイオマーカーによって、発症の10〜15年前から脳の変化を検出できる技術も確立しつつあり、特に50代以降のビジネスパーソンにおいては、意思決定や集中力の低下が経営活動に直結するリスクとして注目されています。

こうした背景のもと、ブレインヘルスチェックセンターは、働きながら脳の健康状態を把握できる法人向けサービスを開発。検査は医療従事者が企業オフィスを訪問して採血を行い、脳機能低下リスクを定量的に評価します。血液検査結果は脳神経内科専門医が監修し、リスク要因の特定から生活改善・治療提案まで一貫してサポートします。

科学的アプローチで脳の健康を10年先から守る

本サービスは、国内最大級の検体検査機関HUグループと、認知症研究の中核拠点である国立長寿医療研究センターとの連携により提供されます。これにより、高精度の血液検査と専門医による詳細な説明を実現しました。

対象は主に「60歳±5歳の上級管理職・エグゼクティブ層」で、脳の健康を維持することが企業価値の維持・向上に直結する層を想定。健診レベルの「ベーシックプラン」から、p-Tau217やNfLなどの先端バイオマーカーを用いた「アドバンスプラン」「プレミアムプラン」まで、目的に応じて選択可能です。オプションで遺伝子検査やMRI読影も受けられます。

同センターは「見えない変化を見える化」「一歩早い行動で未来を守る」「個人と社会を元気に」という理念のもと、働く世代の脳の健康を長期的に支えることを目指しています。今後は東京・大阪エリアへの拡大を進め、科学的根拠に基づく“ブレインヘルス支援”を全国へ広げていく方針です。

プレリリースより引用

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