東海の製造業とAIスタートアップを接続 ~STATION Aiが新拠点「Data Foundry」設立~

投稿者: | 2026-07-09

プレリリースより引用


STATION Ai株式会社(本社:名古屋市昭和区、代表取締役社長 兼 CEO:佐橋宏隆)は、製造業におけるフィジカルAIの社会実装を加速させる拠点として、データ収集センター「STATION Ai Data Foundry」を設立し、2026年12月の稼働開始を目指すと発表しました。この取り組みは、経済産業省とNEDOが公募した補助事業「GENIAC」に採択されたもので、製造業やAIスタートアップ、ロボット関連企業などが連携するデータエコシステムの構築を進めます。

製造業では、人手不足や熟練技能の継承が課題となる中、生産現場の自動化や高度化を実現する手段としてフィジカルAIへの期待が高まっています。一方で、AIモデルの開発に不可欠な実環境データは、企業や現場ごとに分散して管理されており、十分な収集・共有が進んでいないことが、社会実装の障壁になっているとされています。特に、組み立てやピッキング、検査、部品搬送といった製造現場の作業は、対象物や工程ごとのばらつきが大きく、従来のルールベースの自動化では対応が難しい領域です。

こうした課題を踏まえ、STATION Aiは本社内に「STATION Ai Data Foundry」を設け、製造業向けフィジカルAIの実装に必要なデータ収集基盤の整備を進めます。本センターでは、製造現場において投資対効果が見込めるタスクを選定し、それらのタスクに対するデータ収集や実証を重点的に行うことで、社会実装につながるユースケースの創出を目指します。AIモデルの開発や検証、製造現場におけるロボット活用の実証を支援する環境づくりも進める方針です。

スタートアップや製造業をつなぐ実装ハブの形成へ

STATION Ai Data Foundry イメージ:プレリリースより引用


本センターの運営にあたっては、STATION Aiに入居するトロン株式会社と連携し、作業者のマルチモーダルデータの収集・加工やロボットデータとの連携、モデル検証などを推進します。また、製造現場における対象タスクの選定や課題整理については、株式会社ブーステックと連携し、技術的な実現性に加え、生産性向上や省人化など投資対効果が期待できるテーマの優先的な選定を進めます。

STATION Aiは今後、AIモデル開発企業やロボットメーカー、部品・素材メーカー、SIer、導入ユーザー企業など、これまで分散していたフィジカルAI関連プレイヤーが集うエコシステムの形成を目指します。製造業から現場課題や実証機会を集約し、スタートアップやロボット関連企業とユースケースを具体化した上で、データ収集、モデル開発、実証を通じて社会実装につなげる考えです。将来的には、東海地域で得られた成果を全国の製造業へ展開し、日本発のフィジカルAI産業の創出に貢献するとしています。

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