名古屋近辺の医療・バイオ系ベンチャー14社

医療・バイオの分野は、名古屋大学をはじめとする各種大学・研究機関の動きにより、名古屋近辺で成長スピードを増している事業領域の1つです。経済産業省によると、世界での『再生医療』の周辺産業の市場規模が2030年には5.2兆円になる見通しです。民間企業の参入も相次ぐ医療・バイオの分野において、革新的な技術を武器に幅広い分野の企業と事業提携しながら成長していくベンチャー企業をご紹介します。

キュレーション担当:野村

株式会社PREVENT / PREVENT inc.(名古屋市東区)

画像:代表の萩原氏

PREVENTは、医療データ解析、生活習慣病の重症化予防支援事業を手がける名古屋大学発ベンチャー企業です。モバイルアプリとモニタリング・デバイスを活用した、データドリブンな疾患マネジメントプログラム「Mystar」や、医療データ解析事業「Myscope」を行っています。現在、契約ベースで約100の健康保険組合への導入が決定されています。

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株式会社ヘルスケアシステムズ(名古屋市千種区)

画像:ヘルスケアシステムズHPのスクリーンショットより引用


ヘルスケアシステムズは名古屋大学発ベンチャー企業として、郵送検査や臨床検査の事業領域で実績を重ねています。自社での研究に加えて、企業・大学と共同した新規バイオマーカーや検査方法の開発実績があるなど、研究・開発にも強みのある企業です。

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株式会社シムス(名古屋市千種区)

画像:シムス公式HPのスクリーンショットより引用

グローバルヘルス開発事業、先端医療ベンチャー投資事業の分野で事業を展開している名古屋大学発のベンチャー企業です。技術開発の分野では手術ロボットや遠隔医療システムの開発と実用化などを行なっており、投資事業の分野では再生医療・遠隔医療・人工脳など多様な領域のスターターベンチャーを中心に投資しています。

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株式会社MEDICOLAB(名古屋市中村区)

写真:代表の井汲氏

MEDICOLABは名古屋大学発ベンチャー企業として、2020年6月より愛知県・岐阜県の医療機関とともに共同臨床研究を開始しています。愛知県主導の「あいちアクセラレーター2018」の採択、2020年にはFIJITSU主導の「富士通アクセラレーター第9期」に採択されています。

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株式会社セラノスティック研究所(名古屋市緑区)

画像:セラノスティック研究所公式HPのスクリーンショットより引用

世界最大級の集団遺伝学の研究基盤を生かした名古屋大学発ベンチャーです。遺伝子情報と予知情報を活用したリスク判定サービスの開発を行なうことで、一人ひとりのための「テーラーメイド」な健診を目指しています。米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した論文の引用件数が同分野の上位1%に入り、国際的に高く評価されている。

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合同会社BeCellBar(名古屋市千種区)

Becellbar HPのスクリーンショットより

医薬品吸収補助剤の研究・開発に特化したベンチャー企業です。人体のバリア機能を担う細胞間の密着結合(タイトジャンクション)をコントロールすることで医薬品の吸収を促進することが可能になります。注射に代わるストレスフリーな薬剤技術を確立と医療関係者と患者の負担を軽減によって、人々の生活の質の向上に貢献しています。

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iBody株式会社(名古屋市千種区)

iBody HPのスクリーンショット

名古屋大学生命農学研究科発ベンチャーで、少しの量の血液から、免疫機能の中心を担う微小なタンパク質・モノクローナル抗体を発掘する技術が売りです。独自技術を開発し、日本国内でいくつかの特許を取得しています。

iBodyの特別な技術により、有用な抗体を見つける工程が世界最速の2日間で実施できます。従来では数ヶ月かかっていたため、抗体を活用した検査薬や医薬品の開発スピードに貢献すると考えられます。

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株式会社iCorNet研究所(名古屋市千種区)

画像:心臓サポートネットのプロトタイプ

iCorNet研究所は、「重症心不全患者に対するテイラーメイド方式心臓サポートネット治療」の実現を目的に設立されました。心不全治療の一つに、メッシュ状の袋で心臓を覆うことで物理的に心肥大を防止する手術があります。サポートネットを患者さん一人ひとりに合わせて作成することで、心不全の改善効果を高めます。
現在、臨床研究には名古屋大学を含む5大学附属病院が参加しており、サポートネットの実用化を目指しています。

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メドリッジ株式会社(名古屋市千種区)

メドリッジHPのスクリーンショットより

2019年にスタートアップした名古屋大学発のベンチャーです。末梢血から稀少ながん細胞のみを採取する医療機器の開発をメインに取り組んでいます。他にも、脳の外科手術に特化した手術トレーニングシステムも開発し、製造・販売しています。2021年に新型コロナウイルスなどの検査で偽陰性を減らすための検査方法を練習する機器を開発し、名古屋大学医学部附属病院に導入しています。

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株式会社 Meis Technology(名古屋市千種区)

画像:Meis Technology HPのスクリーンショットより引用

Meis Technologyは、名古屋大学、岐阜大学、岐阜県畜産研究所の研究成果を臨床・獣医療に応用するため、2019年に設立されました。間葉系幹細胞濾過液を活用し、人の生殖医療や泌尿器医療、獣医療、家畜産業に向けた製品の研究開発・製造・販売を進めています。2020年に名古屋大学発ベンチャーの称号を授与されています。

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株式会社Craftide(名古屋市千種区)

画像引用元(https://techplanter.com/medtech2019/)

次世代の創薬技術・中分子創薬に取り組む、名古屋大学発のベンチャー企業です。独自の技術で、中分子の代表であるペプチドやタンパク質を精密に作ることや多くの中分子化合物の中から特定の化合物を探し出すことを可能にしました。

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LaView株式会社(名古屋市千種区)

画像:Laview HPのスクリーンショットより引用

LaViewは名古屋大学と共同で、血管に関するさまざまな情報を収集することができる非定常プレシスモグラフ法(特許申請)を開発しました。一般的な血圧計と同様の手順で計測するだけで、血圧や心拍数に加え、血管の弾性、緊張度なども測ることができます。これらの技術は血管系疾患のリスク判定のほか、従来のカフ圧で計測する方法では血圧測定が難しかった患者さん(血圧低下のリスクを抱える人)の血圧測定への応用も期待されています。

2019年にサイバーダイン社が主催するピッチ大会でカフ式計測装置の技術発表をし、入賞しました。

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NU-Medライフケアシステムズ株式会社(名古屋市西区)

なごのキャンパスに入居している、名古屋大学発のベンチャー企業です。医療・健康情報を事故管理できるよう、「利用者同意確認管理システム」を中核にクラウドサービスのプラットフォームの構築を目指しています。具体的には、専門職同士が情報共有できる他職種連携ツールや、患者自身が情報収集・記録するツールを各医療機関や個人が利用することで、地域間の医療情報連携を実現を目指しています。

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株式会社シムスバイオ(名古屋市昭和区)

シムスバイオHPのスクリーンショットより

東京大学の微細加工技術と表面処理技術をもとにして生まれたバイオ・再生医療分野のベンチャー企業です。低コストで細胞培養の自動制御を可能にする商品で、再生医療の市場にアプローチしていきます。

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