名古屋大学発バイオ系ベンチャーのグランドグリーンが、シリーズAラウンドで総額2.5億円の資金調達を実施

投稿者: | 2020-03-31

接ぎ木技術のアグリバイオスタートアップであるグランドグリーン株式会社(本社:名古屋市千種区)が、シリーズAラウンドにてSOMPOホールディングス株式会社・個人投資家2名、更にエクステンションラウンドにてBeyond Next Ventures株式会社からの資金調達を実施し、総額約2.5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

出資したBeyond Next Ventures株式会社は、2014年創業の研究者を支援するベンチャーキャピタルであり、Beyond Next Venturesが運営する投資組合及び名古屋大学・東海地区大学広域ベンチャー2号投資事業組合を通じ、今回の追加出資が行われました。

グランドグリーンは、名古屋大学発の研究開発スタートアップでとして、気候変動や農業の担い手不足、食へのニーズの変容などの食・農を取り巻く課題を解決するために2017年4月​に設立されました。同社独自の接木技術やゲノム編集技術を活用することで、新種苗や接木装置を研究・開発しており、新品種開発にかかる時間の削減や接木の安定的な生産で注目を集めています。

同社は今回の資金調達により、共同研究開発のパイプラインの拡大や、新品種開発を加速させる社内体制の強化を進めるとのことです。また、接木苗の生産を簡易化する接木カセットの営業体制強化や海外展開に取り組みます。

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