株式会社マップフォーが愛知県事業の自動運転実証実験に参加協力を発表

投稿者: | 2021-02-16

愛知県名古屋市に本社を置くディープテックスタートアップ企業、株式会社マップフォー(本社:名古屋市中村区)は愛知県長久手市の愛・地球博記念公園において実施される、「屋外公共施設における新たな車室空間体験を伴う移動」をテーマとした愛知県事業の自動運転実証実験に協力することを発表しました。

愛知県は全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を開始しており、今回の実証実験では自動運転コンセプト車両「MOOX(ムークス)」を使用し、園内大芝生広場を周回するルートで運転することで、自動運転の実用化に向け社会実装のあり方を技術面、運用面の両面から追求することを目指しています。
実験は2021年2月12日(金曜日)から2月19日(金曜日)まで大芝生広場屋外ステージ休憩所を起点・終点とした周回ルートでおこない、2月12日には夜間にプロジェクションマッピングを車外に投影することで、自動運転車両を活用した夜間エンターテイメントの可能性も実証します。


当日は、大芝生広場周回ルートで「MOOX」を自動運行し、移動中のゲーム・ライブ鑑賞等の新エンターテイメント体験や、車窓に搭載された透明ディスプレイへAR(拡張現実)映像を表示し、映像に合わせた音響・振動・香りを制御することで五感を刺激するコンテンツを提供。
このシステムにより、試乗者の視線を自然にコンテンツへ誘導することでエリア内のスポットの紹介や、深度センサから試乗者のジェスチャー(動作)を推定し、コンテンツとのインタラクティブ(相互作用的)な体験などを生み出します。
「MOOX」の空間制御システムは、これらのコンテンツを通じて将来的にテーマパークや観光地、スマートシティなどに新しい移動体験の創出を目指しています。

また、「MOOX」以外にもトヨタ自動車株式会社がプロトタイプとして開発した移動式バリアフリートイレ「モバイルトイレ」や、安心・安全な車室環境のもと、観光への誘導を目的としたバーチャルツアー等が体験できるプロトタイプ車両「SQUAL(スクォール)」を参考展示します(走行の予定はありません)。