中部テレコミュニケーション(ctc)のオープンイノベーションプロジェクト「next ctc!! 」が始動!スタートアップ企業との共創により中部地域の新しい未来を実現

投稿者: | 2021-08-17
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Nagoya Startup Newsの読者の皆さんの地元では「コミュファ光」でお馴染みの、中部テレコミュニケーション株式会社(略称ctc)が、オープンイノベーションプロジェクト「next ctc!!」の開設を今年8月16日(月)に発表しました。プロジェクトサイトもオープンし、現在協業先となるスタートアップ企業を募集しております。

ctcは中部地域の通信サービス事業者として、多くのお客さまにサービスをご利用いただいています。親会社であるKDDI、中部電力も早期からオープンイノベーションに取り組む中、どのようなビジョンを持ってプロジェクトに取り組むのか、next ctc!!を運営する経営戦略室にインタビューを行いました。

取材 / 撮影 / 執筆:若目田・恩田

ctcとは?
中部5県下に光ファイバーネットワークを張り巡らせ、通信サービスを提供する電気通信事業者。法人向けにはICTソリューションサービス、個人顧客には光インターネット(顧客数約100万世帯)を提供。

next ctc!!とは?
ctcのオープンイノベーションプロジェクトの名称。同社経営戦略室が運営窓口。
URL:https://next-ctc.jp

スタートアップ企業との共創にて新規事業へチャレンジ

画像:next ctc!!運営の経営戦略室の皆さん

若目田:一口に「オープンイノベーション」と言っても、多くの目的があると思います。今回のnext ctc!!の一番のゴールについて教えて下さい。

ctc:まず、next ctc!!は、弊社の持つアセットを広く公開し、スタートアップ企業の次世代技術と通信を掛け合わせた新規事業を共創していくことを目的としています。その結果として、中部地域の発展に貢献していきたいと考え、当プロジェクトが立ち上がりました。

弊社は1986年の設立以来、地域のお客さまに支えられながら、通信サービス事業者として現在の事業基盤を創り上げてきました。昨今、インターネットの高速・大容量化に伴い、生活者のライフスタイルや企業行動には様々な変化がもたらされています。これを変革のチャンスと捉え、弊社の事業基盤を生かして、スタートアップ企業の皆さまとタッグを組んで、中部地域の10年先の未来をつくろうという姿勢でいます。

AI・xR・5G等の次世代技術に注目

若目田:プロジェクトサイトを見ると、提供アセットとしてはこのように書いてあります。

  • 法人・個人のお客さまの販売チャネル・既存顧客
  • 通信インフラ(ネットワーク、クラウド、データセンター)
  • コミュファ eSports Stadium NAGOYAの設備
  • 24時間365日の運用体制(ネットワーク、クラウド等のサービス監視)

第一印象としては、法人向けにも個人向けにもチャネルがあることで、協業できるスタートアップ企業の数もグッと上がると感じています。想定している、親和性の高いスタートアップ企業のイメージはあるのでしょうか?

ctc:高速・大容量データ通信が必要なAI・xR・5G等の次世代技術を得意とするスタートアップ企業と相性がいいと感じています。

お客さまのライフスタイルの多様化と変化を支えるコンテンツ創出、画像/動画データ解析を駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)や、最新のxRテクノロジー等を活用した新体験サービスを共創していきたいです。

社内の技術バックグラウンドを持つ人材がプロジェクトをリード

若目田:中部地域では、2020年7月に「*Central Japan Startup Ecosystem Consortium」が内閣府の認定する「**スタートアップ・エコシステム拠点都市」として選出されたことが、市場を後押しして、地元大手企業も次々とオープンイノベーションの取り組みをしている最中です。改めて、この地域のスタートアップ企業とどう協業していきたいと考えていますか。

*愛知県・一般社団法人中部経済連合会・名古屋大学・名古屋市・浜松市等で構成されるビジネスコンソーシアム

**内閣府が国の強みである優れた人材、研究開発力、企業活動、資金等を生かした世界に伍する日本型のスタートアップ・エコシステム拠点の形成を目指し、地方自治体、大学、民間組織等が策定した拠点形成計画を選定するもの(参照:名古屋市プレスリリース)。

ctc:前述したように、スタートアップ企業との新規事業の創生が第一で、その結果としてスタートアップ企業とともに弊社の成長、中部地域の発展に繋がれば良い、というスタンスでいます。

後発でオープンイノベーションに取り組むために市場調査をする中で、Give & Takeが成り立たない一方的な関係での事例もあると感じました。事業創生を他力本願とせず、自社の技術的バックグラウンドを持つ人材が主体となり、プロジェクトを進行させることにもこだわりを持ちたいです。

私たちは事業成長の要である「顧客開拓」「通信インフラ」「技術的バックアップ」「オペレーション体制構築」に強みを持っています。いい意味で、上手く私たちを使ってくれるスタートアップ企業を探しています。最終的には、共同開発や販売協業などの形でコラボレーションしたいと考えています。

スピード感あるオープンイノベーション推進を

ロゴ:next ctc!!の“ctc”は、“chubu technology collaboration”の文字とかけています。オリジナルキャラクターも登場。

若目田:ここまでで、next ctc!!への熱意について語っていただきました。最後に、応募を検討しているスタートアップ企業に向けてコメントをお願いします。

ctc:プロジェクトサイトでは我々のアセットやニーズ、課題などを集約させていただきました。とはいえ、まずは私たちの想いや姿勢を知ってもらうことが一番だと思いますので、ぜひこの地域のテクノロジースタートアップ企業の皆さまの応募をお待ちしております。

この記事を読んで少しでもご興味を持ってくださったスタートアップ企業の方は、ぜひプロジェクトサイトよりお気軽にお問い合わせください!

編集部まとめ

  1. 中部地域でも屈指の対個人/対企業へのセールスネットワークがあり、toC / toBの両面のビジネスモデルでコラボレーションが可能
  2. インターネットという商材特性上、多種多様な業界業種&趣味趣向のセールスネットワークがあり、実証実験フィールドとして最適
  3. 技術的バックグラウンドのある人材が主体でプログラムが運営されている

と、スタートアップ企業目線でのプロジェクト運営を意識したnext ctc!!。Nagoya Startup Newsとしても、親和性の高い企業にお声がけする予定です。本プロジェクトを通して、中部地域の10年先の未来を支える事業が生まれることを編集部でも楽しみにしています。

next ctc!!へのお問い合わせは、下記プロジェクトサイトから

https://next-ctc.jp/