PRODRONEが三重県志摩市・愛知県蒲郡市・静岡県御前崎市・KDDIと提携し、「ドローン長距離物流実証実験協定書」の締結を発表

投稿者: | 2019-09-04

画像:9月3日に行われた記者会見での様子

産業用ドローン事業を展開する株式会社プロドローン(本社:名古屋市天白区、 以下 PRODRONE)は、三重県志摩市、愛知県蒲郡市、静岡県御前崎市、および KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、以下KDDI)と提携し、「ドローン長距離物流実証実験協定書」を締結したことを発表しました。

2015年11月に政府が「早ければ3年以内にドローンを使った荷物配送を可能にする」と発表して以来、国内でも企業によるドローンの実証実験が多く行われてきました。大手ECサービスの台頭や物流業界の人材不足がこの市場の流れを後押しする中で、機体や制御システムの精度向上や操縦・自立支援、運行支援システムの構築などのフェーズごとの課題をクリアするため、より広範囲・条件での実証実験の必要性が高まってきています。このような社会的背景がある中、今回「ドローン長距離物流実証実験協定書」が締結されました。

「ドローン長距離物流実証実験協定書」は、志摩市⇔蒲郡市間の約70km、志摩市⇔御前崎市間の約175kmを自動飛行する海上長距離物流ドローンの実証実験をするための協定書です。会場上空の強風でも安定して100km超の長距離飛行が可能なドローンを開発するPRODRONEと、スマートドローンプラットフォームを有するKDDIの技術と知見が活用されます。志摩市・蒲郡市・御前崎市から実験に必要な発着場の提供を受けることで、実験の検証精度を向上を測っています。

9月3日に行われた記者会見によると、締結後から2021年3月までに実用フェーズへの達成を目指し、ドローンによる短・中・長距離での物流サービス開発・展開するとのことです。