リンクウィズ、シリーズC累計8.5億円調達 自動車製造DXの実装を加速

投稿者: | 2026-03-06

プレリリースより引用


産業用ロボットの自律化システムを開発するリンクウィズ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役:吹野豪氏)は、スズキ株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルであるSuzuki Global Ventures(SGV)および豊田通商株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズCエクステンションラウンドとして総額2億円(シリーズC累計8.5億円)の資金調達を完了しました。あわせてスズキと共同事業開発に関する覚書、豊田通商と共同開発契約を締結し、製造現場の業務革新を進めます。

リンクウィズは2015年に静岡県浜松市で創業したロボティクススタートアップで、「人の業を受け継ぐロボティクスで働き方を革新する」をミッションに掲げています。高速三次元形状処理を核とした独自の3Dプロセッシングエンジンを強みに、産業用ロボットの自律化を実現するソフトウェアソリューションを開発してきました。
これまで同社は、生産最適化システム「L-ROBOT」、自動検査システム「L-QUALIFY」、生産データ管理分析ツール「LINKWIZ FACTORY CLOUD」などを展開。輸送機器産業をはじめ、農機・建機製造、建材製造、プラントエンジニアリングなど幅広い分野の製造現場で導入が進んでいます。
今回の資金調達では、製造業が直面する人手不足や品質の安定化といった課題の解決に向け、開発体制と提供体制の強化を図ります。また、スズキおよび豊田通商との業務提携を通じて、製造現場の知見を深めながら提案力や市場展開力を高めるほか、事業成長を支える人材確保も進めていく方針です。

製造データ連携で「品質が向上する工場」の実現を目指す

リンクウィズのソリューションはすでにスズキの浜松工場および湖西工場で導入されており、一部の溶接検査工程ではロボットによる検査の実運用が開始されています。今回の資本提携を契機に、同社はスズキと連携し、浜松発の技術を基盤とした生産現場のDXモデルの創出を加速させる考えです。

また豊田通商とは、EVなど新しい車両製造プロセスに関わる複数の案件に共同で取り組んでおり、同社のグローバルネットワークを活用した海外展開の準備も進めています。リンクウィズは自動車・部品製造の現場課題に対応するソリューション開発を進めることで、生産性と品質の向上を目指します。

今後は、同社の各ソリューションをデータ連携させることで「生産すればするほど品質が向上する工場」の実現を目指します。日本の自動車関連企業との戦略的パートナーシップを基盤に、製造工程の自働化を担うロボティクスサービスの普及を進めていく方針です。

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