みなさんは「創薬ベンチャー」という言葉をご存知でしょうか?創薬ベンチャーとは、新薬の開発をし、国内外の大手企業を相手に知的財産権のロイヤルティーを収益基盤にしているベンチャー企業のことを指します。
株式会社AskAtは、陣痛や認知症に効能のある新薬を開発する名古屋の企業で、2015年1月に設立されたばかりの創薬ベンチャーです。
ラクオリア創薬の役員が設立
AskAtを創業したのは、2011年にJASDAQで上場したラクオリア創薬の役員である古田晃浩氏。古田氏はラクオリアから新設分割(分割した事業を新設の会社として承継させること)によってAskAtを独立させ、既にラクオリアで知財化した新薬を外部の企業と連携して開発しています。
知財が強み、名古屋中小企業投資育成から5000万円の資金調達も
日本製薬工業協会の調査によると、新薬開発の成功確率はわずか12,888分の1と言われています。新薬開発において自社で知財を持っていることは、激化する世界の新薬市場での競争の力を持っていることに他なりません。
AskAtは中部地方で多数のベンチャー企業に投資を行っている名古屋中小企業投資育成から5000万円の資金調達を実施し、早くも中国の企業とライセンス契約を結んでいます。