LOZI、三菱商事と提携し、鋼材流通加工管理プラットフォーム「Mill-Box Trace-Plus」を提供へ

投稿者: | 2023-01-31

株式会社LOZI公式HPのスクリーンショットから引用


株式会社LOZI(本社:名古屋市中区、以下LOZI)と三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、以下三菱商事)は、鉄鋼製品流通において事業者間を横断するトレーサビリティを実現し、効率的に管理するためのプラットフォーム立ち上げの第一弾として、鋼材流通加工のトレーサビリティを管理する「Mill-Box Trace-Plus」の提供を三菱商事より開始すると発表しました。提供開始は2023年1月末からとのこと。

LOZIは2018年に設立したスタートアップ企業。「サプライチェーンをつなぐ製品パスポート」をコンセプトに、物流を途切れることなく追跡できる物流管理サービス「SmartBarcode®」を展開しています。

「SmartBarcode®」は、すべてのバーコードをトレースできる状態にし、バーコードをスマートフォンで読み取ることで、サプライチェーンを構成している事業者、拠点、役務ごとにさまざまな情報を記録できるサービスです。複数の異なる事業者が介在するサプライチェーンを分断することなく、モノの動きの可視化と事業者間でのデータ連携を実現しています。

三菱商事との提携の背景と目的

鉄鋼流通の現場では、トレーサビリティ担保が求められる一方、鋼材メーカー工場によって種別の異なる製品ラベルが添付されていることから、問屋や加工工場などでの現品管理の作業負荷の高さが課題となっています。

LOZIと三菱商事は課題解決に向け、2021年10月より三菱商事グループの建材加工販売会社とともにバーコード管理による鋼材流通サプライチェーン可視化の実証実験を開始。三菱商事と協議を重ねながら、LOZIの物流管理システム「SmartBarcode®」に加工プロセスの記録やレポート作成の自動化、母材品質証明書(ミルシート)と公財現品の照合確認業務の簡素化などの機能を追加し、鉄鋼流通特有の管理機能を備えた「Mill-Box Trace-Plus」を開発しました。

「Mill-Box Trace-Plus」は鉄鋼流通業界のDX加速化を目指し、今後もメーカーとのデータ連携、建設産業領域のファブリケーター/ゼネコン宛のサービス機能拡張、物流管理アプリケーションとの連携などに取り組む予定とのことです。

プレリリースより引用

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