豊島株式会社(所在地:愛知県名古屋市中区、以下豊島)は、自社が運営するCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を通して、持続可能で100%リサイクル可能な透湿防水性テキスタイルの開発に取り組むAMPHICOへの出資を行ったことを発表しました。
豊島は、ファッション産業のあらゆる過程で総合的に事業を展開するライフスタイル提案商社です。世界各地から原料・糸・生地の買付・販売、最終製品の企画から生産まで、一連のプロセスを手掛けています。
5GやICTが普及しSociety5.0が推進される昨今の情勢を受け、豊島は2017年よりCVCを発足。最新のテクノロジーを保有する企業や次世代の環境素材を開発する企業など、幅広い分野のベンチャー企業と、出資を通して共にサービスや商品の開発を進めています。これまでの事例として、株式会社TENTIALと疲労軽減するリカバリースリープウェア「BAKUNE」の開発などがあります。
AMPHICOへの出資を通して、地球環境に配慮しながら利用者の生活へ貢献
AMPHICOはロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英国王立芸術大学院大学)からのスピンアウトとして、2018年にロンドンを拠点に創業したスタートアップ企業です。材料科学とデザインを高度に融合させ、ウォータースポーツやアウトドアスポーツ向けの機能性素材を開発しています。現在の市場で多く採用されている透湿防水性の生地は、廃棄時に分解の難しさやリサイクルコストの高さといった課題を抱えていますが、AMPHICOが開発する生地は透湿防水性と撥水性に優れ、さらに低コストでリサイクルが可能なことが特徴です。
現在、社会全体としてサステナビリティやSDGsへの取り組みが重視されており、素材や製造方法についてサステナビリティなニーズが高まっています。豊島は、AMPHICOが開発する機能性とサステナビリティが両立した次世代素材を、豊島が持つネットワークを通して製品化へとつなげ、地球環境に配慮しながら、利用者の日々の生活がより豊かになっていくことに貢献していくとしています。
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