株式会社ネクステージ(代表取締役社⻑:広⽥ 靖治、本社:愛知県名古屋市中区、以下「ネクステージ」)は、不用品の即時買取アプリ「CASH(キャッシュ)」を運営する株式会社バンク(代表取締役兼CEO:光本 勇介、本社:東京都渋谷区、以下「バンク」)と提携し、2018年9月5日(水)より、「CASH(キャッシュ)」アプリで中古車の買取を開始することを発表しました。
ネクステージの主要事業は、中古車販売事業、新車販売事業、整備事業、保険代理店事業および自動車買取事業。全国で92店舗(2018年7月末時点)を展開しています。
「ネクステージ×CASH」のサービスとは
今回ネクステージが連携したのは、目の前のアイテムの写真を撮るだけで即座にお金に換えられるアプリ「CASH(キャッシュ)」。2017年6月28日にリリースされて以来、買取額の上限をなくす新機能が追加されたり、外貨・金券や商品券を対象アイテムに加えたりと、着実に進化してきました。
今回の事業提携により、「CASH(キャッシュ)」で取り扱うアイテムに、車が加わることになりました。買い取りは、以下の流れで行われます。
- 車と車検証を「CASH(キャッシュ)」アプリで撮影
- 50,000円が即キャッシュになる
- ネクステージから車の引き取りや追加査定について説明
- 手続き完了後、ネクステージが車を引き取る
このサービスにより、利用者はいつでも簡単に車を買い取ってもらうことが可能になりました。(サービス開始時に買取対象となるのは、70メーカー、1090車種)
しかし、中古車販売業界はいま低迷期を迎えています。中古車(軽自動車を含む)の販売台数は、2000年代後半から減少傾向に。1990年代後半は約800万台で推移していましたが、2009年から現在までは700万台を切っています。
また、新車の売れ行きが悪いと、下取り車の数が減るため中古車の数も減り、中古車販売状況は悪くなります。1990年代には約600~700万台あった新車販売台数が、直近では500万台前半にまで減少していることからも、中古車販売業界が停滞していることがうかがえます。(日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会統計データより引用)そんな中、ネクステージの2018年度小売販売台数の月次実績は、すべて前年を上回る結果に。
厳しい市場においても業績を上げるネクステージ。そのビジョンは、2030年までに売上高を現在の1,350億円から1兆円にまで伸ばすこと。そのために、中古車下取・買取台数45万台という目標を掲げています。
今回の提携によって、「CASH(キャッシュ)」アプリの既存ユーザーや、ネクステージの未出店エリアの人々を利用客に取り込めると予想されます。そのためネクステージは、この連携を買取事業の拡充に向けたチャレンジとして取り組むとしています。