株式会社オプティマインド(本社:名古屋市中村区)が、2018年5月に、株式会社ティアフォー(本社:名古屋市中村区)、寺田倉庫(本社:東京都品川区)を引受先とした第三者割当増資により、資金調達を実施したことを発表しました。
世界トップクラスの研究実績とアルゴリズムを有するオプティマインド
名古屋大学発の物流AIべンチャーである、オプティマインド。SaaSモデルによるAI最適配車クラウドサービス「Loogia」(ルージア)の開発・提供、計算エンジンのAPI連携、R&D事業を行っています。組合せ最適化技術を活用した物流配送最適化の分野では、世界トップクラスの研究実績とアルゴリズムを有しています。
2018年2月に行われた、日本郵便初のオープンイノベーションプログラム『POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM』のDemo Dayでは、最優秀賞を受賞。現在は、より具体的な実証実験を行い、実現に向けた取り組みを進めています。
ティアフォーと寺田倉庫からの増資で、開発・事業化を加速
今回、オプティマインドに出資したのは、ティアフォーと寺田倉庫。ティアフォーは、オープンソースの自動運転ソフトウェア『Autoware (オートウェア)』を開発し、国内外の自動車関連企業やベンチャー企業に技術を提供。2017年12月には、日本で初めて一般公道における遠隔制御型自動運転システムの実験を実施し、レベル4 (無人運転) の自動運転に成功しています。
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寺田倉庫は、ワインやアートの保存保管業を基幹事業としながらも、倉庫会社の枠を超えた新規事業『minikura』(クラウド収納サービス)を展開しています。同サービスの機能をAPI化し、他業種と連携することで、30サービス以上の立ち上げや支援を実施。また、エアークロゼット社やサマリー社など、6社のスタートアップ企業への出資実績もあります。
オプティマインドは、今回の増資を経て、7月リリース予定の配送ルート最適化クラウドサービス「Loogia」の導入企業を増やし、開発と事業化のスピードを加速させると発表しています。