シリーズBラウンドで総額2億円の資金調達を実施|GOOD AID株式会社

投稿者: | 2021-08-17

プレスリリースより引用


GOOD AID株式会社(本社:名古屋市中村区)が、シリーズBラウンドとして、JR東日本スタートアップ株式会社三菱UFJキャピタル株式会社SMBCベンチャーキャピタル株式会社名古屋中小企業投資育成株式会社、その他個人投資家数名を引受先とする第三者割当増資により総額約2億円の資金調達を実施しました。

GOOD AID株式会社

GOOD AID株式会社公式HPのスクリーンショットより引用


GOOD AIDは、「薬局のあり方を変え続けるヘルスケアプラットフォームになる。」をミッションとして掲げ、処方せんがなくても医薬品を購入できる零売(れいばい)など新たな機能を兼ね揃えた薬局、訪問看護、医薬品ECなどの事業を展開しているスタートアップ企業。「街の保健室」として、従来の医療・ヘルスケアの常識にとらわれず、薬局を基点とした顧客の利便性向上、医療費の削減、薬剤師を始めとした医療従事者の活躍機会創造、健康を相談できるヘルスケアプラットフォームを目指しています。

処方箋なしで薬が受け取れる”零売制度”

プレスリリースより引用


GOOD AIDの小会社が運営するセルフケア薬局は、忙しくて受診の時間が取れない人や、感染リスクの観点から病院に行きにくい人を対象に、処方箋なしで薬が購入できるサービス。零売(れいばい)という制度で、病院のお薬(医療用医薬品)を処方箋なしで販売することが可能です。緊急で薬が必要な場合、育児や仕事で忙しくどうしても受信ができない人に最低限の薬を提供できる零売薬局は時間短縮というメリットもあります。

病院の薬約15,000種類の内、制度にて認められた約7,300種類を処方箋なしで販売可能。 保険適用外の医療サービスであるため、価格は薬代のみ自費となります。また、店舗は2020年時点で零売薬局は全国に数カ所のみであることからも、今後セルフケア薬局は日本初の零売薬局チェーンとして店舗を増やしていくとのことです。

資金調達の目的

今回GOOD AIDが資金調達を実施した主な目的は、セルフケア薬局の出店拡大や、マーケティング領域における優秀な人材採用、セルフケア薬局の認知度向上のためのマーケティング戦略に活用するため。

それに加えて同社は、「スマート健康ステーション」の実現を目指しています。JR東日本グループと提携しながら進行しているこのサービスは、来院した患者が薬剤師との相談から他の健康サービスへと健康体験をシームレスに繋ぐことをサポートするもの。そしてセルフケア薬局はそんなスマート健康ステーションの拠点となります。同社はこの度の調達で得た資金を有効に活用しながら、現在も2店目の出店や他サービスと連携をおこなうために準備を進めています。

名古屋は愛知県の豊かな技術力を背景に、GOOD AID株式会社以外にも多くの医療系ベンチャーに恵まれています。詳しくは、以下の特集記事も併せてご覧ください。

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