メールを見ない学生のための連絡手段、名城大学の「SPIRAL®︎」×「LINE」情報配信システムとは?

投稿者: | 2017-09-04

情報資産プラットフォーム事業を提供する株式会社パイプドビッツ(本社所在地:東京、代表:林 哲也)が、同社の情報資産プラットフォーム「SPIRAL®︎(スパイラル®︎)」とSNSアプリのLINEを連携させ、名城大学にて学生の属性に応じたメッセージ配信システムの構築を行いました。

学生の情報収集方法の変化に伴い、従来の連絡手段では情報伝達が十分に行き届かないという課題を、「SPIRAL®︎」のデータベースとLINEの連携で解決に導きました。システム導入の経緯や仕組みについてご紹介します。

学生はもうメールを見ない?名城大学が抱えていた課題


名城大学は、中部圏でも随一の規模を誇る文理融合型の総合大学です。海外に羽ばたくグローバル人材の輩出に力を入れており、海外留学生もキャンパスに多く在籍。名城大学の国際化推進センターでは、留学や海外研修を希望する学生向けの募集説明会や、留学プログラムに参加する学生向けのオリエンテーションを実施しています。

これまで国際化推進センターから学生への連絡は、チラシやポスターなどの掲示、大学のウェブサイト、メールなどで行っていました。しかし現在、学生がメールを連絡手段として使用する場面は、昔に比べるとかなり減っています。名城大学でも、学生に送られる「要返信」のメールが確認されず、返信漏れが発生する問題が多発。事務局は返信しない学生に対して電話で連絡しなければならず、負担になっていました。

そこで注目したのが、現在ほとんどの学生の連絡手段になっているSNSアプリ、LINEです。

「SPIRAL®︎」×「LINE」で学生の属性に応じた情報配信、返信漏れも減少

株式会社パイプドビッツは同社の情報資産プラットフォーム「SPIRAL®︎」とLINEを連携させ、名城大学の配信システムを構築しました。「SPIRAL®︎」のデータベースに学生のプロフィールを登録し、学生の属性に応じたメッセージをLINEで配信することが可能になったのです。

留学の情報と一口に言っても、留学プログラム別、学年別や留学先大学別、あるいは配信対象を海外留学生に絞るなど、学生によっては確認と返信の必要性が異なります。ただ単にLINEで一斉配信しても、情報が埋もれてしまい、メール使用時と同じ問題が発生する可能性がありました。

しかし、LINEに「SPIRAL®︎」のデータベースを連携させることで、学生ごとに必要な情報配信が可能になったのです。大学の事務局によると、このシステムを使用してから学生に対する確認電話の負荷が減り、期待していた効果が出ているそうです。

名城大学で進む「SPIRAL®︎」の活用方法

名城大学では情報配信の他にも、「SPIRAL®︎」を使った効率化を進めています。これまで手書き記入の書類で受け取っていた海外英語研修プログラムの申込書や奨学金の願書などを、「SPIRAL®︎」の導入でWebフォームを構築して電子化しました。これにより、以前は3日間かけて約200名の学生の手書き書類をデータ入力していたところを、現在では10分程度で済ませることが可能になったといいます。

まだまだ煩雑な作業が多い教育機関のオペレーション面も、名城大学の事例に見られるように、今後はITによる効率化が期待されるでしょう。

株式会社パイプドビッツとは?

国内最大規模の情報資産プラットフォーム「SPIRAL®」をはじめとする情報資産プラットフォーム事業を、法人向けに展開する企業です。アパレルECに特化したクラウドシステム「SPIRAL EC®︎」や、グループウェアとCMS機能を持ちSNSとも連携できるクラウドサービス「SPIRAL PLACE®︎」も提供しています。

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