Tongaliプロジェクト主催のアントレプレナー育成プログラム「Tongaliスクール Ⅱ」が、受講生の募集を開始しました。同スクールでは、2019年9月24日(火)〜27日(金)の4日間の集中講義型で、総勢16名の講師を迎えて全15コマの講義を行います。
日本政策金融公庫が2014年に実施した「起業意識に関する調査」によると、起業に関心のある人のうち、起業しない最大の理由を「自己資金が不足している」と答えた人の割合は47.0%。その他には、「ビジネスのアイデアが思いつかない」(34.0%)、「失敗したときのリスクが大きい」(34.0%)、「財務・税務・法務に関する知識が不足している」(25.8%)が挙げられています。
また年齢別に見ると、若い世代では「販売先・仕入先・外注先の確保が難しそう」など勤務経験の浅さに起因する項目、「とくに理由はない」など漠然とした不安を抱えている人も多くなっています。
起業に関心のある者のこれらの不安を解消することが、アントレプレナーシップの醸成にもつながると言えるでしょう。
Tongaliスクールとは
東海地区を拠点とするイノベーティブな新規事業を生み出すことのできるトンガった人材を育成・支援するためにスタートしたTongaliプロジェクト。トップレベルの起業家による完全オフレコのワークショップ「Tongaliシンポジウム」、アイデアピッチコンテストやビジネスプランコンテストなど、次世代の起業家を育成・支援する多面的なプログラムを提供しています。
今回開催される「Tongaliスクール」は、起業に必要なスキルを段階的に学べるプログラム。対象は東海地区の大学および大阪大学の学部生・大学院生・ポストドクター・教職員・卒業生となっています。
同スクールは2016年から開催され、2019年度で4回目。5月25日(土)から全6回のSchool I、9月24日(火)から4日間集中開催のSchool II、12月~2020年3月にかけて開催されるSchool IIIの3部で構成されています。
すでに開催されているSchool Ⅰ<デザイン思考>では、14Lab President 石黒 聡氏と名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 深井 昌克氏の2名の講師を迎え、講義や松坂屋名古屋店でのフィールドワークを通して、将来の課題から新たな製品を考えるノウハウを学ぶことができます。
Tongaliプロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。
起業についての考え方やスキルを学ぶ夏季集中型セミナー
受講生の募集を受け付ているSchool IIでは、1日目のシェアリングエコノミー/空き会議室検索マッチングサイトで国内シェア2位へ成長させた株式会社Rebase代表取締役CEO佐藤海氏と、大学発ベンチャーで香港上場時価総額1000億円を超えたセレンディクス・パートナーズ株式会社の代表取締役小間裕康氏によるトークセッションをはじめ、株式会社U-MaP代表取締役社長兼CEO西谷健治氏による「名古屋大学発ベンチャーの挑戦 ~大学の知財を活用した起業~」の講義などを実施。
若手起業家や大学発ベンチャー、社会起業家についての考え方はもちろんのこと、士業の方による起業の手続きや注意点、VCや融資担当者による資金調達の方法といった具体的なスキルを学べる機会となっています。
起業にまだ興味がなくても、自身の視野を広げるために話を聞いてみたいと思う講座があれば気軽に参加できるとのこと。講義は全15コマあり、受講の申し込みはSchool単位で受け付けていますが、都合のつく回のみの出席も可能。学校や仕事などの予定で、全ての講義に参加できないという方でも申し込めます。
起業はもちろん、すでにあるアイデアやビジネスプランを実現したいとお考えの方や仲間づくりをしたいという方は、この機会に応募してみてはいかがでしょうか。
スクール詳細
School Ⅱ<起業の考え方とスキル>
参加費:無料
期間:2019年9月24日(火)~27日(金)
会場:名古屋大学 東山キャンパス ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC) 3階 大会議室
【対象】
東海地域の大学および大阪大学の学部生・大学院生・ポストドクター・教職員・卒業生
【申込締切】
各スクール最終回の前日(ただし申込多数の場合は締め切りを早める可能性があります)
▼申し込みはこちらから