
プレリリースより引用
愛知県豊川市と障がい児支援検索サービス「ファミケア支援検索」を運営する株式会社NEWSTA(本社:東京都、代表取締役CEO:鈴木碩子氏)は、2024年に障がい児支援の情報収集や利用負担を軽減するオンライン連携プロジェクトを開始しました。自治体との連携は全国で2例目となり、地域の支援環境の効率化と質の向上を目指します。
本プロジェクトは、豊川市内に住む障がい児とその家族を対象に、支援サービス探しの負担を軽減し、医療・福祉との円滑な接続を支援するものです。支援事業者と家族をつなぐマッチングサービス「ファミケア支援検索」を導入し、支援の種類や事業所の特徴、空き状況などをオンライン上で可視化します。これにより、電話での情報収集や紙ベースの一覧表に頼っていた従来の方法を見直し、利便性と情報の精度向上を実現します。

豊川市×ファミケアプロジェクト概要(プレリリースより引用)
掲載対象は、豊川市内の通所・医療サービスを提供する約150の事業所で、身体障害・知的障害・発達障害・重症心身障害などに対応する支援を含みます。市とファミケアが連携して情報を収集・更新し、家族は希望する支援に順番待ち登録や問い合わせが可能になります。相談窓口においても、この情報を活用することで案内業務の質と効率の向上が期待されます。
ファミケア支援検索:https://famicare.jp/support
情報不足と連絡負担を解決 地域で支援が行き届く体制へ
これまで障がい児の支援探しは、平日日中に事業所へ電話する必要があり、希望と合致しないケースや情報不足により、適切な支援にたどり着けない課題がありました。さらに、十分な支援を得られないことで深刻な社会問題に発展する事例も報告されており、迅速かつ的確な支援接続の仕組みが求められています。
一方、事業者側も利用者募集や問い合わせ対応、SNSによる情報発信といった負担を抱えており、業務の効率化が課題となっています。今回の取り組みは、障がい児とその家族、支援事業者、行政の三者が抱える課題を同時に解決する仕組みとして注目されています。ファミケアは、全国の家族約1万5,000人以上に利用されているサービスで、今後も他自治体との連携を広げながら、支援と家庭をつなぐインフラとしての機能強化を進めていく方針です。

ファミケア支援検索とは?(プレリリースより引用)
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