ドローン開発のVFR、ミライドアの支援で事業拡大へ ロボットものづくりファンドが出資

投稿者: | 2025-10-10

プレリリースより引用


ミライドア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:澤田大輔氏、以下:ミライドア)は、同社が運営する「ロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合(ロボットものづくりファンド)」を通じて、産業用ドローンおよび関連ソフトウェアの開発・製造・販売を手がけるVFR株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:蓬田和平氏、以下:VFR)への投資を実行しました。VFRは、ドローン産業の発展を目指すスタートアップとして、技術開発と社会実装の加速を図ります。

VFRは2020年3月、VAIO株式会社の子会社として設立され、開発支援から調達、製造受託、販売、保守までを一貫して行う体制を強みとしています。電気機器メーカーや自動車、航空機業界の知見を活かし、安全性を重視した産業用ドローンや関連モジュールを開発しています。
同社はまた、経済産業省の「中小企業イノベーション創出推進事業」に採択されており、行政や民間の現場ニーズに対応した高性能ドローンポートの開発にも取り組んでいます。これにより、長距離・長時間飛行、自動運航などの実用化を見据えた社会インフラの整備を進めています。

資金だけでなく“育成”も支援 ミライドアが描くスタートアップ支援の形

今回の投資を行った「ロボットものづくりファンド」は、ものづくり系スタートアップの成長支援と大企業のオープンイノベーション推進を目的に2019年12月に設立されました。株式会社菊池製作所を中心に、事業会社や金融機関とともに日本の新たなものづくりを支援しており、試作から量産までのハンズオン支援も実施しています。
ミライドアは、地方創生やオープンイノベーション促進などを目的とした複数のテーマ型ファンドを運営しており、資金提供に加え、事業育成や人材育成、コンサルティングを通じた長期的な企業支援を行っています。今回の投資により、国産ドローンの技術基盤強化と国内産業の発展に寄与することが期待されます。

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