ワンダープラネットが Eight Roads Ventures Japan より10億円の資金調達を実施|地方発ベンチャーでは稀の大型調達

投稿者: | 2017-07-31
Pocket

今年5月に800万DLを記録したクラッシュフィーバーなどの人気スマホ向けゲームの開発・販売などを行うワンダープラネット株式会社(本社:名古屋市中区)が、日本で過去にRettyやメタップスなどへの投資実績があるEight Roads Ventures Japan(所在地:東京都港区)を引受先とする第三者割当増資を実施し、新たに10億円の資金調達を行ったことを発表しました。

ワンダープラネットは、これまでにJAFCO・LINEなどから幾度の資金調達で資本金は約12億円まで拡大、今回は新たに10億円の調達を行ったこととなります。これは名古屋だけでなく、地方発ベンチャーのファイナンスの常識を揺るがす数値です。

リリースから2周年が経ったクラッシュフィーバーは、スマホゲームファンの間でも注目されているタイトル。

ワンダープラネットは現在、パズルアクションゲームの『クラッシュフィーバー』の人気タイトルで全世界累計800万ダウンロード突破し、App Storeセールスランキングで日本はTOP10入り、台湾と香港はともに同第1位獲得するほどの好調ぶりを見せています。

未上場・ゲーム業界・名古屋発という条件での1社10億円規模の調達は、国内でも非常に稀なケース。額面で見ると、5億円以上の大型調達は、名古屋のIT業界ではエイチームが2012年10月に実施した公募増資で5.87億円の資金調達をした時以来(※編集部調べ)となります。また、地方発のベンチャーが海外資本のベンチャーキャピタルから評価されていることも特筆すべき点と言えます。

2016年12月に移転した新オフィス。

地方発ベンチャーと言えど、実質的な拠点は都心に集中しているケースはとても多く、とりわけIT業界・ゲーム業界では地方発のメガベンチャーが生まれにくいのが現状です。しかしながら、ワンダープラネットは拠点を名古屋に集中させることに注力しており、また、前回の常川CEOへのインタビューでは、「”地方発のベンチャーはどうあるべきなのか?”については常に考えている。」とコメントするほどの徹底ぶりを見せています。

今回の調達に対し佐藤取締役兼執行役員CFOは、「名古屋発にこだわったベンチャーだからこそ、今までの資金調達、そして今回の大型調達に繋がった。クラッシュフィーバーのグローバル配信について、自社パブリッシングの運営で実績を収めていることで海外から評価される機会も増えてきている。」とコメント。

更に、調達後の動きに関しては、「北米や韓国、そして現在準備中の中国等でのグローバル配信エリア拡大や、開発中の超大型版権ゲームなどの新規タイトル開発体制の増強等を行い、グローバル市場に向けた事業展開の一層の加速を目指す。」と述べています。