AI画像解析とETC2.0を活用した踏切注意喚起システム、一般車両向け実証実験を開始

投稿者: | 2025-12-16

プレリリースより引用


名古屋鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:髙﨑裕樹氏)、名鉄EIエンジニア株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:浅野直宏氏)、株式会社トヨタシステムズ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:北沢宏明氏)、一般財団法人道路新産業開発機構(本社:東京都、理事長:宮田年耕氏)、東邦電機工業株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:村田章臣氏)の5者は、AI画像解析およびETC2.0を活用した踏切安全向け注意喚起システムについて、一般車両を対象とした実証実験を2025年12月22日から実施します。本実験では、踏切前方の道路混雑をAIで検知し、ETC2.0を通じて車両へ直接注意喚起を行うことで、踏切事故の未然防止と安全性向上を検証します。


踏切は鉄道と道路が交差する構造上、人や自動車が列車と接触する危険性が高く、鉄道における弱点箇所とされています。全国では年間約200件の踏切事故が発生し、死傷者数は100人を超えており、事故発生時には列車の運休や遅延を招くなど、社会的影響も大きい状況です。

こうした課題に対し、関係事業者が連携し、AI画像解析を活用した事故防止システムの構築が進められています。2022年12月には、試験車両を対象に「AI画像解析、ETC2.0およびITSスマートポールを活用した踏切の注意喚起システム」の実証実験が全国で初めて実施されました。

今回の実証実験では、対象を一般車両に拡大し、AIで前方道路の混雑状況を検知したうえで、ETC2.0と連携して車両に直接注意喚起を行う仕組みを検証します。AI画像解析とETC2.0を組み合わせ、一般車両へ直接注意喚起を行う取り組みは全国初となります。

5者連携で進める踏切事故防止に向けた実証実験の全体像

<実証実験のイメージ>:踏切に進入する車両に対してETC2.0車載器から「踏切の先詰まりに注意してください」と発話(プレリリースより引用)

本実証実験は、2025年12月22日から2026年2月28日まで、名古屋鉄道住吉町1号踏切(愛知県半田市)で実施されます。名古屋鉄道が導入を進めてきた踏切監視システムに、踏切AI画像解析システムおよびETC2.0技術を組み合わせ、前方道路の先詰まりを検知し、踏切進入前の車両に対して注意喚起を行います。

具体的には、前方道路が混雑している状況で踏切に進入しようとする車両に対し、ETC2.0車載器から音声による注意喚起を実施します。これにより、踏切内での車両滞留を抑止し、列車との接触事故防止につなげることを目的としています。

本実験では、名古屋鉄道が実験場所の提供と有効性検証を担い、名鉄EIエンジニアがシステム全体設計や導入を担当します。トヨタシステムズは踏切AI画像解析システムの開発を、道路新産業開発機構はETC2.0路側機の開発を、東邦電機工業は踏切状態監視装置との連携システム開発をそれぞれ担い、踏切の安全性向上に向けた検証を進めていきます。

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