TBMと豊田市、プラスチック資源循環の実証実験を本格始動

投稿者: | 2025-01-27

プレリリースより引用


株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義氏)は、豊田市(市長:太田稔彦氏)と協業し、再生材調達プラットフォーム「Maar 再生材調達」を活用した実証実験を令和7年1月より開始しました。本実証実験は、市内企業の再生材利用を促進し、地域産業の持続可能な発展を目指す取り組みです。

豊田市は製造業が盛んな地域であり、特に自動車関連産業が地域経済を支えています。一方で、資源循環の観点からプラスチック廃棄物の削減や再生材の活用が求められています。国内では多くの廃プラスチックが焼却処理されており、再生材の需要と供給が十分に最適化されていない状況です。

こうした課題を受け、TBMと豊田市は「Maar 再生材調達」を活用し、地域内での資源循環を推進する実証実験を開始しました。このプラットフォームは、市内企業が排出する再生原料の取引を可視化し、企業間のマッチングを支援する仕組みを提供します。これにより、資源の有効活用を進めるだけでなく、地域産業全体の競争力向上も目指します。

プレリリースより引用

「Maar 再生材調達」で目指す地域産業の資源循環モデル

本実証実験では、「Maar 再生材調達」の登録促進や企業間取引の最適化に加え、再生材需要に関する調査も実施されます。さらに、収集したデータを基に課題を分析し、具体的な解決策を検討する計画です。

この取り組みは、地域循環型社会の構築に向けたモデルケースとなることが期待されています。TBMは、これまで培ってきた再生材調達支援のノウハウを活かし、豊田市と協力して持続可能な資源循環の実現を目指します。また、この取り組みが他地域にも波及することで、国内全体の資源循環促進に寄与する可能性があります。

「Maar 再生材調達」公式サイト:https://maar-sourcing.tb-m.com/top

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