「あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム『ウチから殻を打ち破る』」が開催|愛知県のモノづくり関連企業など5社が登壇

投稿者: | 2021-01-27
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2021年1月22日(金)に、あいち・なごやスタートアップ海外連携促進コンソーシアム主催「あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム『ウチから殻を打ち破る』」が名古屋マリオットアソシアホテルで開催されました。

1月29日(金)から2月25日(木)の期間中、5回にわたって開催予定の「海外スタートアップビジネスマッチングinあいち・なごや~IoT×モノづくり~」の先駆けとなるこのイベントには、愛知県を代表するモノづくり関連企業の代表者などがパネリストとして登壇し、今後、世界で生き残るためのイノベーションの必要性について議論を交わしました。

あいち・なごやオープンイノベーションフォーラム「ウチから殻を打ち破る」

自動車産業をはじめ、モノづくり関連企業が充実していることで知られる愛知県。その愛知県内に位置するモノづくり関連企業と協業可能性が高い世界各地の有力スタートアップをマッチングさせ、オープンイノベーションを促進することが、本プログラムの目的です。

プログラムの先駆けとなったあいち・なごやオープンイノベーションフォーラム『ウチから殻を打ち破る』は2部構成で、第1部は運営事務局である日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センターの増田智子所長のイントロダクションで幕を開けました。あいち・なごやスタートアップ海外連携促進事業の目的と内容が説明された後、愛知県の大村秀章知事・名古屋市の河村たかし市長それぞれが開会挨拶をしました。

続く基調講演では「イノベーションで未来を創る!ものづくり企業の挑戦」をテーマに、武蔵精密工業株式会社の代表取締役社長・最高経営責任者の大塚浩史氏が登壇。秩序や常識が一変する「断絶」の時代を迎えている現在、生き残るすべとして「イノベーション」の重要性を強調しました。

テクノロジーで人間の生活と地球を豊かにする「エッセンシャルカンパニー」を理念に掲げる同社では、すでにオープンイノベーションの手法を取り入れ、いくつかの新規事業に着手中。イスラエルの人工知能スタートアップと合弁で設立したR&Dセンター「Musashi AI」を例に挙げ、工場内の製品検査にAIを導入し、自動化を図っていると説明しました。
早い段階からシリコンバレーに出入りしていた同社では米国、イスラエルの4社と現在協業中で、エネルギー分野やバイオ事業にもすでに着手しています。

パネルディスカッション「ウチから殻を打ち破る~あいち・なごやの可能性~」


第2部は5名のパネリストが「ウチから殻を打ち破る~あいち・なごやの可能性~」をテーマに各々の意見を述べるパネルディスカッション形式で進行されました。各パネリストからは、以下のような指摘が挙げられました。

武蔵精密工業株式会社 代表取締役社長・最高経営責任者 大塚 浩史 氏

「海外スタートアップとの関係性はさまざまだが、どうであっても同じゴールの共有が不可欠で、少しでも変化があれば何度でもゴール設定を見直す。大企業の組織文化はスタートアップでは理解されないので、自社のやり方を決して押し付けてはいけない」

トランコム株式会社 顧問 口脇 安夫 氏

「スタートアップと組むときにはすぐに成果を求めず、失敗を良しとする寛容性を持つ必要がある」

株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩 氏

「自社では大企業の社員を出向として迎えるサポーター制を設けている。大企業が人材育成を目的にスタートアップに従業員を派遣する仕組みがもっと浸透していくと良い」

株式会社アダコテック 代表取締役CEO 河邑 亮太氏

「大企業とスタートアップの協業は合わない部分もあるので、中小企業のオーナー企業まで視野を広げることを勧めたい」

株式会社U-MAP 代表取締役社長兼CEO 西谷 健治 氏

「情報を守りつつオープンイノベーションを進めるのは製造業スタートアップにとって難しい。素材が強い日本は、海外を目指す原動力になっている」

また、パネルでは、大企業社員のイントレプレナーシップの充実度や、モノづくり系のスタートアップの少なさ、起業家精神の教育の必要性が指摘されました。最後にSDGsを意識した目標設定や多様なパートナーシップの模索など、今後の課題がまとめられ、閉会しました。

「海外スタートアップビジネスマッチングinあいち・なごや~IoT×モノづくり~」

【目的】

県内モノづくり関連企業等と海外スタートアップとのビジネスマッチングを通じて、オープンイノベーションの創出を目指す。

【日程】

第1日「アジア×移動革命」
2021年1月29日(金)午前10時~午後1時
第2日「アジア×スマート技術」
2021年2月5日(金)午後1時~午後4時
第3日「西欧×インダストリー4.0」
2021年2月12日(金)午後5時~午後8時
第4日「北米×先端エンジニアリング」
2021年2月19日(金)午前9時~正午
第5日「イスラエル・中東欧×人工知能」
2021年2月25日(木)午後5時~午後8時
開催方法 : オンライン(ZOOM)

【参加海外スタートアップ】

25社(1日あたり5社)参加企業一覧はこちら

【内容】

1.海外スタートアップからのプレゼンテーション
時間 : 60分(10分×5社)
言語 : 日本語・英語(同時通訳)
定員 : 各日80名(申込先着順)

2.海外スタートアップと県内企業の個別マッチング
時間 : 120分(海外スタートアップ1社あたり30分×3枠)
言語 : 日本語・英語(逐次通訳)
定員 : 海外スタートアップ1社につき3社(申込先着順)
申込はこちらから(要事前予約)
参加費 : 無料

【申込締切】

第1日 : 2021年1月25日(月)正午
第2日~5日 : 開催日の1週間前正午

【問合せ先】

あいち・なごやスタートアップ海外連携促進事業コンタクトポイント
(受託事業者:ジェトロ名古屋内)
電話:052-589-6211(平日午前9時~正午・午後1時~午後5時)
メール:nag@jetro.go.jp