東京のVCと愛知のスタートアップをつなぐ|株式会社ANOBAKAをプログラム運営として「AICHI STARTUP BRIDGE」始動

投稿者: | 2021-08-05

PRTIMESより引用

愛知県は、スタートアップ・エコシステムの形成と充実を図る目的で推し進めている「Aichi-Startup戦略」の一環として、2021年8月〜2022年3月の期間において「AICHI STARTUP BRIDGE」を実施します。今回、同プログラムの運営者として株式会社ANOBAKA(本社:東京都渋谷区)が採択されました。

Aichi-Startup 戦略

愛知県では2018年から「Aichi-Startup 戦略」を展開。その目的には「あいちスタートアップ・エコシステム」の形成があります。愛知でスタートアップが自立的に生まれ育ち、世界に羽ばたくことはもちろん、外から愛知にスタートアップが集まるようなエコシステム(生態系)の創出を実現させようとしています。

ただ、地域の社会システムとして成り立たせるエコシステムの形成には、行政体である愛知県のみが施策を講じ、取り組みを進めても実現は困難です。そのためAichi-Startup 戦略は、地域の産業界や経済界、金融界の他にも、大学をはじめとする研究教育機関などが一丸となり、地域の総合力で推進しています。つまり、地域戦略としての性格を持つと言えるでしょう。

スタートアップエコシステムの実現に向けたその他の取り組みについては、こちらの記事も併せてご覧ください。
500 Startupsと愛知県、スタートアップ・エコシステムの発展に向けて「Accelerate Aichi by 500 Startups」を始動

AICHI STARTUP BRIDGE

AICHI STARTUP BRIDGE公式HPのスクリーンショットより引用

これまで「Aichi-Startup戦略」を策定し、スタートアップ支援へ積極的に取り組んできた愛知県ですが、スタートアップ企業が成長していくために欠かすことのできない「資金調達」の面では課題を抱えています。その要因の一つは、資金調達の担い手として大きな役割を果たすベンチャーキャピタル(VC)が愛知県において不足していることでした。

今年度から開始される「AICHI STARTUP BRIDGE」は、この課題に対処し、資金調達の円滑化に貢献することが目的です。同事業では、愛知県と首都圏を中心とするVCにパートナーシップ「Aichi Partner VC」の仕組みを導入しています。ANOBAKAを中心としたVC13社が愛知県のスタートアップに対して資金調達の機会を提供するとともに、勉強会やピッチイベントを通じて、スタートアップの資金調達に関する知識向上などを図ります。

VC各社も今回のプログラムを通じて起業家の発掘や育成につなげることができるため、起業家とVCの双方にとってメリットがある事業と言えるでしょう。

プログラムの概要

プログラム前半では現在、以下の日程が予定されています。

  • 2021年8月31日(火)勉強会「VCの投資判断基準」と「会社法と契約書について」
  • 2021年9月29日(水)シードスタートアップのピッチイベントと個別面談

プログラムの第1弾として2021年8月31日に実施される勉強会は、二部構成で実施。ANOBAKAのキャピタリストを講師に、資金調達における基礎知識やVCの仕組み・投資判断のポイント、契約書に関する注意事項などについて扱うとのことです。

Aichi Partner VC 全13社一覧(50音順)

  • 株式会社iSGSインベストメントワークス
  • 株式会社アプリコット・ベンチャーズ
  • Wedge株式会社
  • XTech Ventures株式会社
  • 株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ
  • 株式会社サイバーエージェント・キャピタル
  • 株式会社サムライインキュベート
  • 株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
  • ゼロイチキャピタル合同会社
  • 株式会社ディープコア
  • 株式会社デライト・ベンチャーズ
  • 三菱UFJキャピタル株式会社
  • Lifetime Advisory合同会社

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