春日井市へ導入|AIが意見集約・合意形成を支援する「D-Agree」

投稿者: | 2021-08-07

プレスリリースより引用

AGREEBIT株式会社(本社:愛知県名古屋市)は愛知県春日井市と、AIが合意形成支援をするSaaSサービス「D-Agree(ディー・アグリー)」を活用し、オンライン上での活発な意見交換と合意形成に向けた実証実験を2021年8月2日より行うと発表しました。

京都大学・名古屋工業大学発 AGREEBIT株式会社

AGREEBIT株式会社は、AI・エージェント開発/分析事業やAI に関連する人材教育事業を手掛ける、京都大学・名古屋工業大学発のスタートアップ企業。世界のあらゆる課題に対してAI・マルチエージェント技術を社会に提供することで解決を図っています。企業の実績としても、J-Startup CENTRALへの選定や内閣府グローバルアクセラレーションプログラムに選ばれた他、日本スタートアップ支援協会のThe JSSA MeetUpアクセラ部門にて最優秀賞を受賞しています。

同社が強みを持つ「AI・マルチエージェント技術」とは、AI同士の連携・協調を実現する技術。複数のAIがそれぞれの判断をおこなう環境で必要とされ、このAIの連携・協調が実現することで、あらゆる状況において最適な判断を下すことが可能です。

AGREEBIT以外にも、名古屋近辺にはAI事業を手掛けるベンチャー企業が数多くあります。興味のある方は、下記の記事も併せてご覧ください。

名古屋近辺のAI(人工知能)ベンチャー12社

D-Agree

人工知能、特にマルチエージェントシステム・集合知に関する国際的第一人者の伊藤孝行氏の研究室の成果を基に開発したSaaSサービス。2021年6月にリリースされたばかりです。

プレスリリースより引用

D-AgreeはAIファシリテーターが、意見の活発化や議論の深堀を促すと共に、議論内の発言も「アイデア」「課題」「問題提起」などへ自動で細分化します。このようにインターネット上の議論や意見集約をリアルタイムでおこない、合意形成を支援する機能を備えます。この機能は国内としては初、世界的にも唯一とのこと。同サービスは、国際特許(国際出願番号 PCT/JP2019/31183)も取得しています。

行政機関への導入

プレスリリースより引用

社会全体でデジタル化を推進する動きが活発になっていることを背景に、春日井市では平成29年度から総務部情報システム課にICT推進室を設置。市民サービスの利便性向上や事務作業の効率化を図るために、AIやITの活用に取り組んでいました。そして今回、実証実験で取り組むのはタウンミーティングです。

従来のタウンミーティングには、オンライン上では議論が活発にならないことや、合意形成がうまくいかないケースがありました。そこへD-AgreeのAIファシリテーション機能を活用。オンラインでの活発な意見交換や円滑な合意形成に向けた有効性検証が、今回の実証実験の目的です。

具体的には、期間限定でオンライン上に議論の場を開設した上で、下記テーマについてオンラインディスカッションをおこないます。定員は100名で、8月2日(月)〜9月30日(木)の期間で実施。オンラインの活用により時間と場所の都合の合うタイミングで参加することができます。

  1. 便利な手続方法ってどんなもの?どんなものがあって欲しいか?
  2. 市に関する情報はどうやって知っている?どんな情報をどうやって手に入れたい?
  3. 春日井市のイイ所って何?

※どなたでも参加・意見投稿が可能です。但し、参加に際してはD-Agreeの事前登録(新規登録とログイン)が必要となります。以下からご登録ください。

オンラインディスカッションの詳細については、以下の春日井市公式HPをご覧ください。