「組織としてのイノベーション戦略のあり方とは?」中部圏イノベーション促進プログラム 立命館アジア太平洋大学出口治明学長講演会レポート

投稿者: | 2018-08-22
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7月26日(木)の午後、ライフネット生命創業者であり立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏が登壇した、中部経済連合会主催の「中部圏イノベーション促進プログラム第2回講演会」が、中京テレビプラザCにて開催されました。

今回のイベントは、「組織としてのイノベーション戦略のあり方」がテーマです。「みなさん、スマホでバンバン写真撮ってください」と、一言で会場を掴んだ出口氏。

まずは経営者視点での立命館アジア太平洋大学(APU)の紹介から。出口氏は2018年からAPUの学長に就任されています。

学生のうち外国人半分といわれているこのAPU。全国の私大ランキングの中でもTOP5に入る理由には、国際的な評価を得ている背景があります。

その話の流れでダイバーシティ(多様性)の重要性にフォーカスしていき、テーマへと入っていきます。

少子高齢化、年功序列、女性の社会進出、生産性の低さなどの社会課題がある中で、製造業を中心とした日本の既存の社会システムを紐解いた出口氏。課題が多く出る中で、「それでも、こんな日本だからこそ改善の余地はまだまだある。こんな楽しいことはない。」とコメントしていたシーンが印象的でした。

「イノベーション」とはどんなものなのかを表現する際に、出口氏はベジソバ(野菜を練りこんだ麺などを使用したベジタブルラーメン)の事例を出しています。「ラーメンとメンマやチャーシューを組み合わせるのが普通だが、ラーメンと健康、ラーメンとダイエットといった、今まで結びつきが低かったものをいかに組み合わせ、以下に脳を刺激できるかが大事」だと述べています。

シリコンバレーでは起業家の52%が海外出身と言われ、データとしてもダイバーシティの重要性が可視化されている中、ほぼ同一社会の日本では解決策を模索し続けなければなりません。

「組織としてのイノベーション戦略のあり方」とは、つまりは組織としてどれだけ多様な人材を取り入れられるかどうか。出口氏の講演は、まさにいま日本の企業に必要とされている多様化の重要性を感じさせてくれる時間となりました。

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