「中電」の略称でお馴染みの中部電力が提供するアクセラレータプログラム「COE(声)Business factory 2017 -中部電力 Accelerator Program-」。7月の募集から約半年かけて進む同プログラムの2次審査会が、10月25日に開催されました。
1次審査を勝ち抜いた16社が全国から中部電力名古屋本社に集結し、凌ぎを削ります。今回はその2次審査会のイベントレポートです。
※この記事は、中部電力が実施する「COE Business Factory 2017 -中部電力 Accelerator Program-」及び「スマートポールプロジェクト」、「COE 技術・ソリューション」の3プロジェクトのPRを目的とした記事です。なお、広告記事の詳細に関してはこちらをご覧下さい。
COE(声)Business factory 2017 -中部電力 Accelerator Program- とは?
そもそも、中部電力がオープンイノベーションやアクセラレータプログラムに着手しているという情報を、今ここで知った読者の方も多いのではないでしょうか。中部電力のオープンイノベーションプロジェクトであるChuden-group Open innovation Environment、通称COE(声)プロジェクトは、2017年6月より本格始動。
①COE(声)Business factory 2017 -中部電力 Accelerator Program-、② スマートポールプロジェクト、③ COE 技術・ソリューション、の3つのプロジェクトを並行して進めて来ました。
プロジェクトの詳細は、前回の記事『エネルギー業界初!中部電力のオープンイノベーション「COE(声)プロジェクト」が本格始動』でも説明しています。
大手企業からベンチャー企業までの幅広いチームがプレゼンを競う
このプロジェクトでは大手通信会社からベンチャー企業まで50社以上もの応募が集まり、COE Business factory 2017では、1次審査を通った16社が2次審査に向けて企画内容を詰めて来ました。2次審査のプレゼンをするにあたり、IoTや新規事業活動に精通した企業内外部のメンター陣がアイディアをブラッシュアップしたとのこと。
2次審査会で登壇するのは、以上の16社。名古屋大学発人工知能ベンチャーのキスモやデザイン・防災・街づくり企業のR-proなど、東海のベンチャー企業も数社参加しており、地元企業との協働の期待が高まります。
中部電力の持つリソースを最大限に活かす
大企業が行うアクセラレータプログラムは、応募企業側とエージェントを中心に事業作りを行うことが多いとされていますが、この中部電力のアクセラレータプログラムの一つの特徴として、社員が応募企業と一緒になって打合せを行いアイディアのブラッシュアップをしている点が挙げられます。
このことについて、中部電力ネットワークカンパニーネットワーク企画室事業戦略グループ長清澤氏は、「前提として、中部電力の持つリソースを最大限活かしたいという狙いがあり、スピード感ある事業作りをしていきたい。」とコメント。
更に、同社ネットワークカンパニーネットワーク企画室室長の塩沢氏は、「今回の審査会で、提案して下さった企業の皆さまから熱意を感じることができた。”変わらぬ使命の完遂”と”新たな価値の創出”が我々のテーマ。投資対効果やマーケットニーズなどに関して1社1社とじっくり話し合い、最終審査までの期間を使って新規事業を共創できるようにしたい。」と述べていました。
2次審査では約半分のチームが通過し、来年1月の最終審査に臨むことになります。