【ICTの力でコロナ対策】「園支援システム+バスキャッチ」と「りりーふなっぷ らくらく検温」がデータ連携

投稿者: | 2021-07-14

幼稚園・保育園・認定こども園向けICTシステム「園支援システム+バスキャッチ」を提供するVISH株式会社(本社:愛知県名古屋市)は、同サービスと株式会社ワイイーシーソリューションズ(本社:神奈川県横浜市)の提供する検温サービス「りりーふなっぷ らくらく検温」のデータ連携を開始しました。

ICTで強みを持つ企業同士が連携

ICT(情報通信技術)とITはほぼ同義ですが、ICTにおける”C”が「Communication」を指すように、ICTは通信や伝達といった意味合いが強く、情報や知識を共有するという面で実用性が高いものです。そして、その強みをそれぞれの領域で活かしてきたのが、サービスの連携を発表した「VISH株式会社」と「株式会社ワイイーシーソリューションズ」です。
今回VISHの園支援システム、そしてワイイーシーソリューションズのAI技術を活用した検温・データ管理システムがAPI連携することにより、サービスの質を大きく向上させています。

園システム+バスキャッチ

VISH株式会社が手掛ける園務支援システムです。園バスの位置情報機能を中心に実用的な機能を網羅的に備えます。また幼稚園や保育園で働く人の声を集めてシステムに反映したため、保育の現場で活きる機能が充実していることも特徴の一つです。

その他にも欠席連絡や預かり保育管理、保育計画作成、指導要録作成、保育料計算機能などがあり、2010年のリリースから現在までに全国1,760以上の施設(解約を除く)で採用され、GPSバスロケーション・運行管理システムでは最大のシェアを誇っています。

りりーふなっぷ らくらく検温

株式会社ワイイーシーソリューションズの提供する、サーマルカメラや非接触体温計などで得た検温データの一括管理システム。日々取得・蓄積される多くの検温データをクラウド上で一元的に管理できるだけでなく、異常(高熱者)を検知した際には管理者や関係者へプッシュ通知が届きます。これにより規模の大きい組織であってもスムーズに情報を共有することが可能です。
昨今のコロナ禍の影響から、保育施設にとって欠かせない「体調管理」の枠組を超え、感染拡大防止の面で今まさに重要性が増しているシステムです。

連携によるサービス向上とコロナ禍の展望


今回データ連携が開始したことに伴い、「園システム+バスキャッチ」を導入している園の管理画面に「りりーふなっぷ らくらく検温」を通じて得たサーマルカメラや非接触型体温計の検温記録データが表示ができるようになります。
今後は検温記録を活用した園支援システムの連絡帳機能との連動、そして園で必要となる帳票の出力にも対応する予定とのことです。

昨年から園にとって新たな業務負担となっているのは、新型コロナウイルスの感染予防対策です。これまでもおこなってきた園児の健康管理に加え、園児全員を対象とした正確な検温は毎日求められます。場合によっては一日に複数回実施する必要もあるでしょう。
しかしこれからは検温記録管理の迅速化が期待されます。園はそれによる感染リスクの低減はもちろん、職員の負担が限りなく軽減されることにより、従来までと変わらない水準の保育環境を維持することができます。

今回のデータ連携はICTが人の生活に利便性と安全を提供した好例と言えるのではないでしょうか。今後もVISH株式会社と株式会社ワイイーシーソリューションズはICTを活用して保育者を支援していくとのことです。