LABバイオテック、DWTIと乳酸菌EVs活用の眼科疾患治療薬創製へ共同研究を開始

投稿者: | 2026-04-08

プレリリースより引用


株式会社LABバイオテック(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:村上睦氏)は、株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:日高有一氏)と、乳酸菌由来の細胞外小胞(EVs)を用いた眼科用治療薬の創製に向けた包括的な共同研究契約を締結し、2026年4月1日付で共同研究を開始しました。両社は複数プロジェクトの進行を視野に、新たな眼科治療領域の開拓を目指します。


今回の共同研究で対象となる乳酸菌EVsは、乳酸菌が細胞外に放出するエクソソーム様構造物で、LABバイオテックが研究開発を進めてきた素材です。同社によると、乳酸菌EVsには腸管や血液脳関門(BBB)を通過する可能性が示唆されており、薬物送達キャリアとしての応用が期待されています。さらに、一部の高精製乳酸菌EVsでは抗炎症性作用も確認されており、従来は応用が難しかった眼科疾患治療薬としての展開可能性が見込まれています。

眼科疾患治療への乳酸菌EVsの応用は、同社調べで2026年3月時点の学術データベース上でも研究例が5件未満とされており、両社は「眼科×乳酸菌EVs」という新たな領域で本格的な取り組みを進めます。DWTIは眼科領域で自社創製品の上市実績を持つ創薬ベンチャーで、in vivo薬効評価や臨床試験の主導、安全性評価、製剤設計、開発戦略立案、事業化推進を担います。一方、LABバイオテックは乳酸菌EVsの成分解析、品質規格策定、ライブラリー構築、高精製EVsの提供、in vitroでの一次スクリーニング評価を担当します。

両社の専門性を結集し、新たな眼科創薬領域を開拓へ

両社の役割分担:プレリリースより引用


LABバイオテックは、独自に単離した900株超の乳酸菌ライブラリーを基盤に、株ごとの物性や活性の違いを評価してきました。同社は、この多様性こそが創薬素材としての強みであると位置づけており、今回の共同研究では眼科領域に適したEVsの選抜と品質規格の確立を進める方針です。

また、乳酸菌EVsは、従来の幹細胞由来エクソソームと比較して、微生物培養による低コスト・大量生産が可能である点や、RNAやタンパク質の担持による機能拡張性、経口服用を含む応用の広がりが期待される点などから、次世代バイオ医薬品原料としての可能性も示されています。

今回の共同研究は、北海道大学発スタートアップであるLABバイオテックと、名古屋に拠点を置く眼科創薬ベンチャーDWTIの連携により進められます。両社はそれぞれの専門性を生かしながら、乳酸菌EVsを活用した新規眼科疾患治療薬の創製に向けた研究開発を加速させる考えです。

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