愛知ロボットイノベーションセンターオープン ~自動化推進の新たな拠点~

投稿者: | 2025-01-28

プレリリースより引用


株式会社Mujin Japanは、2024年12月に名古屋営業所を移転・拡大し、岡崎市に「愛知ロボットイノベーションセンター」を併設した岡崎事業所を正式にオープン。本施設は、製造業における次世代自動化ソリューションの実現をサポートする場として設立されました。

愛知ロボットイノベーションセンターでは、製造業の自動化ニーズに応えるために、以下の三つの価値を提供しています。

  1. 実機の見学と体験
  2. センター内では、次世代知能ロボットの実機が展示されており、訪問者はその性能を直接目にすることができます。特に、ユーザーインターフェースを実際に操作できる体験が用意されているため、導入後の具体的な運用イメージを鮮明に描くことが可能です。また、複数の自動化フェーズを想定したソリューションを見学できる環境が整備されており、顧客の課題に合わせた柔軟な提案が可能です。

  3. 導入前の実ワークテスト
  4. 顧客が実際に使用するワークを用いてテストを行えるテストエリアが拡張しました。この取り組みは、導入の意思決定に必要な安心感を提供するだけでなく、現場での稼働開始までの期間を大幅に短縮する効果もあります。すでに多くの製造業者がこのテストエリアを利用しており、製品導入の準備が効率的に進められています。

  5. 強化されたアフターサポート体制
  6. 岡崎事業所には専門部隊が常駐しており、不具合やメンテナンスへの即時対応が可能です。また、近隣に予備品在庫を確保することで、設備のダウンタイムを最小限に抑える体制を整えています。このような強化されたサポートにより、顧客は安心して次世代の自動化ソリューションを運用することができます。

    【愛知ロボットイノベーションセンター概要】
    名称:株式会社Mujin Japan 岡崎事業所 愛知ロボットイノベーションセンター
    所在地:〒444-0007 愛知県岡崎市大平町字小欠21-1 西側2階

次世代自動化ソリューションが変える現場の未来

プレリリースより引用

現在、製造現場では少量多品種や変種変量生産が標準化する一方、人手不足や人件費・輸送費の高騰といった課題が深刻化しています。特に、従来の自動化手法では対応が難しい複雑な生産プロセスや柔軟な物流運用への対応に、多くの企業が苦慮しています。その結果、「何から自動化を始めるべきか分からない」「既存の手法では目標を達成できない」といった声が増えています。

これらの課題に対し、Mujinは次世代自動化ソリューションで解決を図っています。具体的には、汎用性の高い知能ロボットや柔軟性のあるAGV(無人搬送車)、冗長性を備えた保管ロボットを導入し、これらを独自開発の自動化知能ソフトウェアで統合制御することで、従来の固定的な自動化の枠を超えた柔軟な対応を実現しています。このソリューションにより、変化し続ける生産要件に対する即応性を高めることが可能です。

さらに、こうした技術はトヨタグループをはじめとする愛知県内外の製造業で広く採用されており、短期間での成果が評価されています。企業ごとのニーズに応じたカスタマイズも可能であるため、各社が抱える課題に合わせた最適な解決策を提供しています。また、Mujinの独自のサポート体制は、導入後の安定稼働を確保するだけでなく、現場での効率性向上にも寄与しています。

岡崎事業所では、こうしたソリューションを実際に体感できる環境を整備し、製造現場の現実的な課題を可視化しながら解決策を提案しています。これにより、お客様が自動化の可能性をより具体的にイメージし、導入に向けた意思決定をスムーズに進められるよう支援しています。Mujinは、未来の製造業における課題を共に乗り越え、パートナーとして次世代自動化を実現する役割を担い続けます。

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