豊橋の武蔵精密工業がシリコンバレーの全固体電池ベンチャーKeraCelに出資

投稿者: | 2019-08-17

画像:KeraCel Inc.公式HPから引用

二輪車向けトランスミッションで世界シェア約30%を誇る武蔵精密工業(本社:愛知県豊橋市)が、3Dプリンター技術を活用したシリコンバレー発の全固体電池ベンチャー企業のKeraCel Inc.(本社:カリフォルニア州)に出資したことを今年8月上旬に発表しました。

武蔵精密工業は、四輪・二輪車用にトランスミッションギヤやカムシャフト等の開発・製造・販売を手掛ける、豊橋の東証一部上場企業の自動車部品メーカーです。豊橋駅前にオープンイノベーション施設「MUSASHi Innovation Lab CLUE」を構えるなど、ベンチャー企業との提携を積極的に行っています。

一方、KeraCelは、電池の小型化や急速充電を加速させると言われている全固体電池を、独自の3Dプリント技術で開発するシリコンバレー発のスタートアップ企業です。

今回の出資では、KeraCelの市場展開において生産・供給面での優先的な交渉権利を獲得とパートナーシップ提携を目的としており、電動二輪市場における事業展開や事業領域の拡大を目指すとのことです。