
プレリリースより引用
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:足立正親氏、以下:キヤノンMJ)は、CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて、感情の可視化技術に取り組むOlive株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役CEO:竹内精治氏、以下:Olive)へ出資したことを発表しました。Oliveは、生体データをもとに感情を分析・可視化するスタートアップで、人と人とが共感し合える社会の実現を目指しています。
Oliveが開発・提供する感情推定プラットフォーム「LaCause(ラクーズ)」は、スマートフォンやPCのカメラを通じて、心拍や体動などの非接触生体データを取得し、ユーザーの感情を可視化する技術です。従来の表情解析とは異なり、意図的な表情の影響を受けずに感情を推定できるため、表情や言葉に頼らない意思疎通を可能にします。また録画・録音を行わない設計により、プライバシーへの配慮もされています。
この技術は、健康経営、教育、観光、ヘルスケア、店舗運営など多岐にわたる分野での活用が期待されており、Oliveは「察する力」をテクノロジーで補うことで、より深い共感社会の実現に貢献することを目指しています。

Canon Marketing Japan MIRAI Fundの投資領域(プレリリースより引用)
CVCファンドを通じた出資で共創を推進 感情可視化技術の社会実装へ
キヤノンMJは2024年1月に設立した「R&B推進センター」とともに、最先端技術を持つスタートアップとのオープンイノベーションを加速しています。「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、精神的な豊かさと健康の実現をテーマに掲げ、今回、Oliveの技術力と社会実装の広がり、そして経営陣の実行力に着目して出資を決定しました。
今後はOliveとの提携を通じて、感情解析技術の社会実装を進め、ストレス軽減や精神的・身体的健康の向上、誰もが安心して暮らせる社会の構築を目指します。感情の見える化が、生活の質の向上とコミュニケーションの新しい形を創出することが期待されています。
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