専門知識不要のロボット撮影支援 ~映像業界のDXを加速~

投稿者: | 2025-08-07

プレリリースより引用


セレンディップ・ロボクロス株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役:和田正信氏)は、映像制作現場向けに協働ロボットを1日単位でレンタルできる「撮影用協働ロボットレンタルパッケージサービス」を、2025年8月1日より提供開始しました。技術者による現場派遣や事前相談を含むパッケージ形式で、専門知識がなくても導入可能。映像表現の幅を広げ、撮影の効率化・省人化に貢献します。

映像制作において高品質な表現が求められる一方、特殊機材の導入には高コストや専門技術、設営スペースといった課題が伴います。こうした現場のニーズに応える形で、セレンディップ・ロボクロスは協働ロボットを活用した撮影支援サービスを開発しました。

「撮影用協働ロボットレンタルパッケージサービス」は、協働ロボット本体、カメラ取付用ブラケット(カメラは利用者が用意)、架台、技術者による現場サポート、事前相談をワンパッケージで提供。ミリ単位で制御された精密な動作と、繰り返し再現可能な動作により、滑らかで安定した撮影を実現します。従来では難しかったアングルや撮影パターンも、ロボットの活用により実現可能となり、クリエイターの表現力を強力にサポートします。

サービス提供エリアは関東4県(東京・神奈川・千葉・埼玉)から開始し、順次全国へ拡大予定。レンタル料金は1日48万円(税別)からとなっており、サービス開始を記念し、8月1日~10月31日の期間限定で30%オフのキャンペーンも実施されています。

創造性と効率を両立 ロボット撮影がもたらす現場の変化

本サービスの特長は大きく3点あります。1つ目は、ロボット専業企業としてのノウハウに基づいた技術者の現場対応により、ロボットの性能を最大限活かした撮影が可能な点。2つ目は、撮影前の事前相談でロボットの実機を使ってシミュレーションを行うため、当日のトラブルや時間超過を防ぎ、撮影がスムーズに進行する点。3つ目は、カメラ接続用ブラケットなど必要機材が標準で付属しており、ユーザーは自身のカメラを用意するだけで簡単に利用できる点です。

今後は、全国展開を視野に入れつつ、対応ロボットのバリエーション拡充やサービス品質の向上にも取り組む方針です。セレンディップ・ロボクロスは、協働ロボットの撮影活用を通じて映像業界のデジタル化と創造性の進化に貢献していくとしています。

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