空飛ぶクルマを開発する株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区)は、既存投資家であるDroneFund、Zコーポレーションに加えて、STRIVE、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、環境エネルギー投資を株主として迎え、第三者割当増資および助成金を通じて、15億円の資金調達を行ったことを発表しました。また、今回の調達に伴い、STRIVEの代表パートナー 堤達生氏が、SkyDriveの社外取締役として新たに就任することも同時に発表されました。
SkyDriveは、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に2016年から活動している有志団体CARTIVATORのメンバーで発足した株式会社です。2018年12月より、日本初となる空飛ぶクルマ(無操縦者航空機)の屋外飛行試験を開始しています。
2040年にはグローバルで150兆円の市場規模に達すると予測されており(Morgan Stanley調べ)、日本においても、2018年から経済産業省と国土交通省が「空の移動革命に向けた官民協議会」を共同で立ち上げ、2030年の本格普及に向けたロードマップが制定されています。(経済産業省調べ)
ヒトの移動、モノの移動、災害時の人命救助・物資支援等での活用、さらに、Uberがサービスプラットフォーマーとして2023年からの事業開始を目指すとの発表もあり、MaaS(Mobility as a Service)においても、キーとなるモビリティとして期待されています。
今回の資金調達では、空飛ぶクルマの日本のトップランナーとして、本年中の有人飛行試験を開始するべく、部材・人材等の開発費用に充当するとのことです。