「東大→トヨタ・官僚」輝かしいキャリアを捨てて歩みたかった道は – スタメンに転職した喜多亮介氏にインタビュー

投稿者: | 2017-04-20
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——仕事をもっと楽しく

22歳から仕事を始めた人にとって、いわゆる定年退職までの年数は約40年間。

その間ずっと「仕事」の二文字がついて回ります。仕事は毎日が楽しいことばかりではないです。失敗も落ち込むこともあります。でもそんな時、「この職場でよかった」そう感じる機会が多ければ多いほど仕事を頑張れるのではないでしょうか。

株式会社スタメン」では、そんな企業も働く人も両方が幸せになるサービス「TUNAG」を展開しています。

今回、NagoyaStartupNews編集部の深谷が、「株式会社スタメン」に今年2月に加わった喜多亮介氏に、なぜスタメンに入ったのか、スタートアップで働く意味、そして、これから実現したいこと、についてお伺いしました。

 

喜多亮介氏

東京都出身。東京大学卒業後、トヨタ自動車株式会社に就職。人事部、経済産業省に出向、渉外部を経て、2017年1月末に退職。2月より株式会社スタメンに入社。

 

——なぜ、東大→トヨタ・経済産業省→トヨタ渉外部という超エリートコースを捨てて、スタメンに入ろうと思ったのですか?

転職を考えたのは実は、昨年になってからです。元々トヨタでは人事部で賃金やお金周りの制度面の仕事をしていました。そこから経済産業省に出向させてもらい、その後トヨタの渉外部に戻り、官公庁対応を行って来ました。そして、結婚を機に自分のキャリアを見つめ直した際に、トヨタの中だけでなく、外も含めて本当にやりたいことを見つけれたらよいと考えと考えたのが、転職のきっかけです。そこで自分が働く上での価値観を再度確認しました。

やりたいことを実現する場所を選ぶ際の価値観は3つありました。

1つ目は、「働く時間というのは人生を通してとても多くのウエイトを占めるので、そこの部分をいかに楽しめるかが重要であり、その価値観を伝えていけるかどうか」

2つ目は「個人の成長を考えた際に、自分自身が勉強したいと思える環境であること」

3つ目として、「子育てなど今後の生き方や働き方を考えた際に、人が集まり過ぎている東京よりも愛知県の方がよい環境であること」

が挙げられます。

今まで人事の一部しかやったことがなく、経理、法務など会社の組織運営全般に携わりたいと考えていました。そこで必然的に選ぶ会社は小さい会社となりました。また東大、トヨタという看板はあっても、自分が何をしてきたのかがはっきりと言えないなと感じていたところ、1つ目の伝えたい価値観、といった点で理念に共感した株式会社スタメンへの入社を決めました。

1人でも多くの人に感動を届け、幸せを広めるためにサービスを作っています

スタメンだからこそできること

まず、小さな会社を大きくしていく過程なので、仕事のジャンルもその中での業務の幅もとても大きいです。郵便局や役所に書類を走って出しにいくとか(笑)今までトヨタにいた時には誰かが代わりにやってくれたこともやっています。自分では分からなかった組織の全体像を見ることが出来ていますし、この規模感だからこそ「汗をかいて仕事をする」と言うのが実感出来ています。

また、ピュアな気持ちとして、ハングリー精神が湧いてきました。以前、中京テレビさんのオフィスに出張し、広くて大きいオフィスを見た時、こんな立派なオフィスを持てるような会社にしたいな、と思いましたし、以前いたトヨタのように多くの人に囲まれながら仕事したいという気持ちもあります。

スタメンでの仕事は始まったばかりですが、思っていたやりがい、モチベーションは体感できているかなと感じています。自分と似たような経歴の人は失敗を気にしがちで「攻めていく」というのが苦手だと思うのですが、今は苦手でもやるしかないという気持ちになれていますし、やってみて学ぶことの多さを改めて感じています。

終始、にこやかに語ってくれました

喜多氏がこれからスタメンでやりたいこと

直近でいうと財務、経理、などコーポレート機能の業務を一通りできるようにしていきたいです。その後は、新卒採用含め、人を育てていきたいと思います。それを考えると、組織としても、より一層育成の仕組み化を進めていかなければと考えています。

 

——2.8億円という資金調達をした会社に対して、メンバーとしてどういう思いがありますか?

出資していただいた方の期待に応えていけるよう頑張らなければならない、と身が引き締まる思いがあります。

また、自分としては資本調達の過程に携わり、資本関係の議論に面白みを感じるようになりました。出資には、『誰と組むのか』ということ以上に多くのメッセージが複雑に絡んでいると感じましたし、だからこそ、事業を大きくする上で「社外の方とのコミュニケーションの取り方」が非常に大事だと改めて感じました。

加えて、昔、なんとなく「お金はお金だから」と冷たく感じていた部分が、感情のおき方を変えることで今では少しウェットに感じられるようになりました。そのことはすごく良かったと感じています。

これからどんどん伸びていきます

——会社の思いをこれからどう広げていこうと考えていますか?

働き方についてはカタチが先に議論されがちですが、カタチとして見えない働く人の気持ち・思いも重要で、そういったビジネスも広がって欲しいと考えています。その点で、スタメンの事業はいい角度だな、と感じています。社員のコミュニケーションが活発なほうが新しいアイデアも生まれやすくなると思いますし、以前から飲みニケーションや喫煙所でアイデアが生まれていたことが多かったと思います。それを今の多様な生き方・働き方に合わせたのが「TUNAG」です。

group picture

集合写真

事業としては、今まさしく営業のフェーズで、いろいろな企業とお話しをさせて頂いています。

TUNAG」というサービスのコンセプト自体が「人から会社の経営課題を解決する」ということなのですが、経営課題は企業によって千差万別なので個別でフィードバックをもらいながらサービスの改善をしております。

なので、外で営業をしているメンバーも内で開発をしているメンバーも大変で苦しい時期ですが、これからのサービスのステップアップのために今、どれだけ力をつけられるか、という勝負の時でもあります。

その中で、個人としては今任されているポジションを完璧にしつつ、「TUNAG」で伝えたい価値観をスタメンという会社の中にもしっかり根付かせたいと思っております。

社内で機能を追い求め過ぎてしまうと、どうしても縦割りになってしまいます。管理部門は横割りで会社を見やすい立場なのでコミュニケーションのハブになれればいいなと考えています。その時に、会社の骨格を作っている人間も事業の部分を話せるほうが魅力的だと思うので、営業や開発の仕事への好奇心は常に持ちながらやっていこうと考えています。

 

編集部コメント

今回、インタビューをさせて頂いた中で一番印象に残ったのは、汗を流して働いている、という感覚が働く上では大事なモチベーションになるのだということ。人生の大半を仕事という時間に割くということを考えたときに、わたし個人としても自分が働いていることで誰かの為になる仕事をしているのだ、という感覚は大事に持ち続けて行きたいと思いました。企業をつくるうえで欠かせないのが人です。自分はどんな生き方・働き方をしたいのか、そういった仲間はどんなところに集まるのか。改めて考える事になった素敵なインタビューでした。スタートアップで働きたい、と考えている皆さんはぜひ、一度スタメンさんをのぞいでみてはいかがでしょうか。
 

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