豊橋市が、地域農業の持続可能な発展に向け、株式会社TOWING(本社:名古屋市千種区、代表者:西田宏平)と連携協定を締結しました。令和6年1月30日、市役所にて協定締結式が行われ、地域特有の未利用バイオマスを活用した土壌改良剤の開発と散布に取り組むことが決定されました。この動きは、地元農家の支援と持続可能な農業モデルの実現を目指すものです。
この連携により、豊橋市ではもみ殻、畜糞堆肥、果樹の剪定枝、野菜残渣などの未利用バイオマスを有効活用することが可能となります。株式会社TOWINGは、これらを高機能な土壌改良剤に転換する独自技術を保有しており、これを活用して地域農業の課題解決に貢献します。相互連携事項には、これらのバイオマスから作られる土壌改良剤の活用促進も含まれています。
革新的なアグリテック企業TOWING – 豊橋市との協定で新展開
株式会社TOWINGは名古屋大学発のグリーン&アグリベンチャー企業で、2020年2月に設立されました。温室効果ガス排出の削減や減化学肥料・有機転換を同時に実現する高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発し、その技術は農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術と融合しています。この連携協定により、豊橋市は全国有数の農業産出額を誇る地域で持続可能な農業モデルを築き、その成果を日本全国、さらには世界へ発信することを目指しています。
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