
プレリリースより引用
東海エアサービス株式会社(本社:名古屋市名東区、代表取締役:國本洋輔氏)は、土工事におけるコスト増大や工期延長といった課題に対応するため、ドローン測量と3D解析技術を活用した新サービス「土量計算.com™」の提供を開始しました。掘削・盛土・残土処理の各プロセスを可視化し、土量の最適管理を実現することで、工期を10日以上短縮し、最大30%のコスト削減を可能にします。
「土量が読めない」ことによるトラブルは、建設現場において頻発しています。予想以上に発生する土砂の処理や工期延長により、コストや契約関係に影響を及ぼすケースが後を絶ちません。これを解決すべく、ドローン測量チームと施工コンサルタントが連携し、開発されたのが「土量計算.com™」です。
本サービスの主な特徴は以下のとおりです。
・ドローンによる広範囲・高精度な測量
従来の手作業や2D図面では難しかった広範囲の現場に対しても、短時間で正確な測量を実施できます。
・3Dモデルを用いた掘削・盛土量の自動算出
現場の地形を立体的に可視化し、土量を高精度で算出。人的ミスや見積もり誤差を大幅に低減します。
・ダンプ輸送回数や残土処理費の削減
正確な計画に基づいた搬出スケジュールの作成が可能となり、輸送・処理のムダを最小限に抑えます。
・公共・民間工事への柔軟な対応
官公庁発注工事に必要な書類フォーマットへの対応だけでなく、民間案件にも最適なサポートを提供します。
・測量から法令対応まで一貫したサポート体制
測量機材、解析ソフト、施工計画、法令対応までをワンストップで提供し、現場担当者の負担を軽減します。
実際に導入したゼネコンA社では、計画段階での精度向上により輸送回数を削減し、工期を5日短縮。造成工事B社では、公共工事向け書類作成の負担軽減により、業務効率が大きく改善されました。

プレリリースより引用
BIM/CIMとの連携で切り拓く、スマートな建設現場の未来
今後、東海エアサービスは、地元東海地方を中心とした建設・土木企業との連携を強化し、全国展開を視野に入れたサービス展開を進めていく方針です。加えて、BIM/CIMといった先進技術との連携を通じて、建設業界全体の生産性向上に寄与するプラットフォーム構築を目指します。
また、過剰な掘削や残土処理を抑えることで、CO₂排出量や工事廃棄物の削減にもつながり、環境負荷の軽減にも貢献します。
代表取締役の國本洋輔氏は、「土量管理は現場における極めて重要なテーマです。今後も現場の声を聞きながら、よりスムーズでストレスの少ない土工事の実現を目指していきます」とコメントしています。
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