
プレリリースより引用
訪問看護・介護のDXを推進する株式会社CareMaker(本社:豊橋市、代表取締役:山村真稔氏)は、2025年に実施したシリーズAラウンドにおいて、2ndクローズでの資金調達を完了したと発表しました。本ラウンドでは、既存投資家のサイバーエージェント・キャピタル株式会社に加え、新たにNOBUNAGAビレッジキャピタル株式会社が引受先として加わりました。
CareMakerはこれまで、訪問看護ステーション「くるむ」の複数拠点を展開するとともに、業界特化型SaaS「CareMaker」の改良と実装を進めてきました。現場起点の改善を積み重ねることで、支店単位の間接業務を効率化・集約するオペレーションモデルを構築し、品質と生産性を両立した運営体制の基盤を確立しています。
今回の資金調達により、1拠点あたりの規模拡大と新規店舗の展開を図り、より多くの地域に在宅ケアを届ける方針です。加えて、事業の拡大に伴う多職種の採用強化を見据え、訪問看護師やリハビリ職、本部スタッフ、エンジニアなどの人材確保と組織基盤の整備に充てるとしています。
命を支えるケアの仕組みを全国へ 投資家との共創で実現を目指す
新たに出資したNOBUNAGAビレッジキャピタルの太田匡紀氏は、「超高齢社会における在宅医療ニーズの高まりと人手不足という社会課題に、CareMakerのソリューションがフィットすると期待している」と述べ、リアルとデジタルを融合した訪問看護の大規模展開に期待を寄せています。
代表取締役の山村氏は、「テクノロジーと実業の融合によって、ケアの現場に意味ある仕組みをつくってきた。今後はくるむの運営で得た知見をプロダクトに反映し、地域ケアに関わるすべての人の働きやすさと安心を支える仕組みを提供したい」とコメント。CareMakerは、命のインフラとしての機能をさらに強化し、持続可能な地域ケアモデルの構築を目指しています。
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