兵庫県神戸市が、市民間の意見交換を促進するため、京都大学・名古屋工業大学発スタートアップ企業であるAGREEBIT株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:桑原英人)が開発したAIファシリテーション技術を活用したオンラインプラットフォーム「D-Agree(ディー・アグリー)」を通年で活用する実証実験を開始しました。神戸市市長室広報戦略部が企画し、様々なテーマ・プロジェクトで市民間の意見交換をオンライン上で行うことを目指しています。第一弾として、「神戸登山プロジェクト」の意見募集が実施されます。
AGREEBIT株式会社は、国立大学法人京都大学・名古屋工業大学発スタートアップ企業で、AI・マルチエージェント技術の開発/分析事業や、AIに関連する人材教育事業を手がけています。持続可能な世界を実現するため、AIエージェント技術を社会に提供し、世界の課題、国の課題、地域の課題、企業の課題などの解決への貢献を目指しているとのこと。
独自のAIファシリテーション技術『D-Agree』とその活用事例
『D-Agree』は、AGREEBIT株式会社が開発したAIファシリテーション技術を活用したオンラインプラットフォーム。AIが自動的に議論のファシリテーションを行い、時間的制約も少なく、意見集約が可能になります。さらにAIによる議論炎上防止フィルターがリスクマネジメントを行います。集まった意見は、AIにより解析され、議論内容の抽出、構造化、分析が行われ、さらに議論を深めることが可能とのこと。また、今後はChatGPT連携や独自言語モデルなどを投入し精度向上も予定しております。
神戸市では、この『D-Agree』を活用し、市民間の意見交換や議論を促進するオンラインプラットフォームの実証実験を開始しています。様々なテーマ・プロジェクトが対象となり、今回の第一弾として「神戸登山プロジェクト」の意見募集が実施される予定です。市民からの意見や議論が活発に行われることで、神戸市の取り組みに対する市民の関与や理解を深め、市政の質向上に繋げることが期待されています。
神戸市では、今後も『D-Agree』を活用したオンラインディスカッションを継続し、市民間の意見交換を促進する取り組みを推進していく方針です。これにより、市民の声が直接市政に反映されることが増え、神戸市全体の持続可能な発展に寄与することが期待されています。
併せて読みたい
Nagoya Startup Newsでは、名古屋を中心に東海圏におけるベンチャー企業や新技術に関連する最新情報、業務提携に関するニュースを配信しています。東海圏のベンチャー企業や新規事業、オープンイノベーション分野に興味のある方は、以下の関連記事も併せてご覧下さい。