大阪の私立高校が「AXIV for school」導入へ、教師の残業軽減と生徒の個別戦略指導が可能に

投稿者: | 2023-05-15

プレリリースより引用


大阪にある私立高校では、5月から教師の残業軽減と生徒の個別戦略指導が可能となる校内予備校「AXIV for school」を本格的に導入されることが明らかになりました。アクシビジョン株式会社(本社:愛知県田原市)が運営するこのサービスは、教師の負担軽減と生徒の学力向上を目指しており、個別指導や学習管理ができるシステムを提供しています。今回の導入により、大阪の私立高校で初めてこのシステムが実践されることになります。

アクシビジョン株式会社は、地域による教育格差をなくす思いを胸に、大学受験戦略の伝達や学習の効率化を目指した事業を展開しています。同社はリアルとオンラインで様々なサービスを提供し、その一環として「AXIV ACADEMY」(アクシブアカデミー)を運営。さらに、国公立特化オンライン塾「旧帝塾」や医療看護特化オンライン塾「看医塾」といった専門塾も展開しています。また、参考書分析データを活用した学習塾向け受験可視化システム「受験コンパス」(特許取得)や、高校向け戦略特化型校内予備校「AXIV for school」をリリースするなど、受験業界で幅広いサービスを提供しているのが特徴です。

高等学校導入初の「AXIV for school」とは

アクシビジョン株式会社公式HPのスクリーンショットから引用

校内予備校「AXIV for school」は、教師の仕事量軽減を実現するために開発されたプログラムで、教員の残業時間を削減することを目的としています。学校現場の現状では、教員の平均労働時間は週62時間56分にも及び、残業時間は月96時間44分と過労死ラインを大幅に超える危険な状況が続いています。さらに、個別の生徒に対して最適な受験戦略を立てる支援が可能であり、多様化する大学受験に対応する戦略立案が必須となっている現状に適切に対処できるように設計されています。

「AXIV for school」の特長は、ICT教育の不足点を補う学習支援や「東大受験生と一般受験生の差」に着目した学習支援が挙げられます。これにより、生徒が適切な受験戦略を立てやすくし、情報収集に要する時間を削減することで、効率的な学習方法を実践できるようになることが期待されています。

大阪夕陽丘学園高等学校では、この「AXIV for school」が教師の残業軽減だけでなく、生徒一人ひとりに対する個別指導の質を向上させることができると判断し、2023年5月からの導入を決定しました。同校では、生徒が適切な受験戦略を立てやすくし、情報収集に要する時間を削減することで、効率的な学習方法を実践できるようになることを期待しています。また、教師たちも過労を軽減しつつ質の高い指導が可能となり、教育現場の改善につながることが期待されています。

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