産学連携で未来を拓く:アイシンと立命館大学、新共同研究スタート

投稿者: | 2023-06-09

プレリリースより引用


株式会社アイシン(本社:刈谷市、社長:吉田 守孝、以下、アイシン)と立命館大学(以下、立命館)は、「人とモビリティの未来を拓く」をテーマに新たな共同研究を開始しました。革新的な共同研究は自動車業界が「100年に一度の大変革期」と称される時代において、移動の進化とともに人々の生活に新たな価値を提供することを目指します。

アイシンは、自動車部品メーカーとして、カーボンニュートラルなどの社会課題に注力しつつ、移動体験への貢献を追求しています。喫緊の課題であるカーボンニュートラルを「生産」と「製品」の両面から実現すべく、「省エネ」「再エネ」「CO2回収・活用」「廃熱活用技術」の開発・導入に取り組んでいます。
「動力源・熱源・無駄レス」「クリーンエネルギー」「廃棄物ゼロを目指した資源循環」の3つの軸で、2035年に生産カーボンニュートラル達成、2040年にゼロエミッション工場達成、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、その一環として立命館大学との連携を進めています。

立命館は、社会課題の発見・解決、新しい価値の創出を志向し、総合大学の強みを活かした文理融合でさまざまな研究を進めています。特に、立命館大学デザイン科学研究センターは、デザイン科学の観点から「人々が豊かな生活を実感する時空間の創造」を探求しています。また、持続可能社会のあるべき姿をデザインするため、産学官地の協働コミュニティの形成とステイクホルダーの創発的な相互理解を通じて、「社会のための科学」を追求しています。

「人とモビリティの未来を拓く」:共同研究で新たな可能性を探る

今回の共同研究では、立命館が持つ「デザインサイエンス」の知見とアイシンの「技術開発力」や「ものづくり力」を掛け合わせ、従来の思考ではたどり着けなかった新しいモノの見方・考え方を再構築し、モビリティの新しい価値の創出を目指します。

メーカーと大学が共同研究を行うことは、日本でも珍しい取り組みであり、「人とモビリティの未来を拓く」という共通の目標に向かい、技術や組織の枠を超え、産学連携によりモビリティの新たな可能性に挑戦していくとのことです。
「人とモビリティの未来を拓く」をテーマにしたこの共同研究は、革新的なモビリティの未来を創造するための一歩となることが期待されます。

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