「デジタル交通の新時代」奈良県で埼玉工業大学主導の先進実証実験

投稿者: | 2024-01-18

プレリリースより引用


埼玉工業大学を含む複数の企業や団体が、自動運転を含む新たな公共交通の利用促進策を実現するための実証実験に参加することが発表されました。この実験は、奈良県高市郡明日香村および生駒郡三郷町で行われ、次世代のデジタル技術を活用した交通サービス(以下「デジタル交通サービス」)の導入を目的としています。令和5年度からの実施が予定されており、地域交通の発展に貢献することが期待されています。

この実証実験は、埼玉工業大学の他、株式会社長大、奈良交通株式会社、住友電工システムソリューション株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社東海理化、損害保険ジャパン株式会社など複数の企業や機関が参加します。これらの組織は、新しいデジタル交通サービスの導入を検討し、公共交通の維持および向上を目指しています。奈良県では、令和4年2月に市町村への提案募集を行い、その結果、明日香村と三郷町を含む複数の地域で実証実験が実施されることになりました。

「自動運転車両が走る未来へ」埼玉工業大学主導の実証実験詳細

実験の具体的な内容としては、自動運転車両の利用が含まれています。使用される車両は埼玉工業大学所有の日野レインボーⅡで、自動運転OS「Autoware」を使用し、高精度3次元地図を用いて走行します。
明日香村では、近鉄飛鳥駅から高松塚古墳、キトラ古墳を結ぶルートで実験が行われ、三郷町ではJR三郷駅からFSS35キャンパス(奈良学園大学跡地)までのルートで実施されます。これらの実験は令和6年2月から3月にかけて行われ、新しい形の公共交通サービスの実現に向けた重要な一歩となることが期待されています。

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