名古屋工業大学とインフォマート、フード業界の課題解決に向けAI共同研究を開始

投稿者: | 2025-01-27

プレリリースより引用


株式会社インフォマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島健氏)と国立大学法人名古屋工業大学(所在地:名古屋市昭和区、学長:小畑誠氏、以下:名古屋工業大学)は、フード業界の課題解決とさらなる発展を目指して、AIを活用した共同研究を開始しました。この研究では、両者の強みを活かし、外食企業や食品卸企業が直面する課題に取り組みます。

フード業界では、近年「人手不足」や「原材料の高騰」といった深刻な課題が顕在化しています。特に、2030年問題による生産年齢人口の減少が予測される中、人材不足の解決と業務効率化が急務となっています。このような状況を受け、インフォマートは同業界の効率化支援において蓄積した膨大なデータと知見を活用し、名古屋工業大学のAI技術と連携する形で課題解決を目指す共同研究を開始しました。

研究では、現場の声をヒアリングし、課題を明確化した上でAIを活用したデータ分析を実施。具体的な解決策を導き出すとともに、得られた成果をフード業界全体の活性化に寄与させることが期待されています。

AI活用で目指すフード業界の課題解決と未来の形

本研究では、AIを活用した新たな課題解決手法の確立が目指されています。これにより、フード業界における業務効率化やコスト削減が進み、持続可能な成長が期待されます。
関係者によると、インフォマートはこれまで25年以上にわたり外食企業や食品卸企業を支援し、業務効率化や課題解決に注力してきました。一方、名古屋工業大学の田口亮准教授は、画像認識や言語処理におけるAI技術の研究に携わっており、今回の共同研究でその技術がフード業界の課題解決に活かされる見通しです。

今回の取り組みは、データとAI技術を融合した産学連携の一例として注目されており、業界全体に新たな可能性を提供するものと期待されています。

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