
プレリリースより引用
全国の子ども向け入院施設における院内学級の設置率が31%に留まる現状を受け、一般社団法人miraii(本社:名古屋市瑞穂区)は、院内学級未設置の病院に入院中の子どもたちへの学習支援とコミュニケーションの場の提供を開始すると発表しました。本支援では、株式会社リクルートのオンライン学習サービス「スタディサプリ」が活用されます。
全国の子ども向け入院施設における院内学級の設置率は31%と低く、これが子どもたちの学習機会や社会とのコミュニケーションを大きく制約しています。院内学級とは、入院中の子どもたちが通うことのできる、病院内に設けられた学校のことですが、その設置率が全体の約3割しかないため、多くの子どもたちが入院期間中に学習の機会を逸してしまいます。
また、病院での生活は、周囲との交流機会が減り、心理的な孤独感を生み出す可能性があります。これらの状況は、子どもたちの心身の健康だけでなく、退院後の学校生活や進学先選びにも影響を及ぼすと考えられます。

プレリリースより引用
病院でも学ぶ、一般社団法人miraiiとスタディサプリが提供する新しい学習環境
この問題に対応するため、一般社団法人miraiiは、オンライン学習サービス「スタディサプリ」を利用した学習支援及びコミュニケーションの場の提供を始めることを決定しました。「スタディサプリ」は、家庭の経済状況や地理的制約を越えて学ぶ機会を提供するサービスで、miraiiの取り組みに最適です。
利用方法は、子どもが病院スタッフに利用希望を伝え、治療や検査のない体調が安定した時間にリモート接続で学習や交流を行うというものです。病院・医院側が法人会員として登録することで、その病院に入院中の子どもたちは無料でサービスを利用できます。また、退院後も継続的な学習支援や交流の場の利用を希望する場合には、子どもやその保護者が直接miraiiと契約を結ぶ形となります。
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