武蔵精密工業株式会社、イスラエルのSIXAI社へ出資を発表

投稿者: | 2023-03-07

プレリリースより引用


武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下「ムサシ」)は2023年1月19日、戦略的パートナーシップを結んでいるイスラエルのSIXAI社(本社:イスラエル、代表:Ran Poliakine、以下「SIXAI」)へ出資したことを発表しました。

武蔵精密工業株式会社公式HPのスクリーンショットから引用


ムサシは1944年に愛知県豊橋市で設立された、輸送用機械器具の製造・販売をおこなう自動車部品メーカーです。世界で初めて電動・自動運転スマートトラクターの提供を開始し、コア事業における次世代モビリティ―向けの商品展開を進めてきました。その他にも「先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進」「カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業」「SDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開」等、広く新事業の創出・拡大に取り組んでいます。

SIXAIは、インダストリー4.0により新たな局面を迎えている会社・工場・組織体に対し、世界中の企業の技術を応用する様々な技術の開発・運用を提供している企業です。高度な制御システムに特化した独自の製品開発拠点を有し、アフリカ大陸における市場等にも精通しています。AIに関する高い専門性・技術力を持っており、画期的かつ現実的に世界の社会問題解決に向けて取り組んでいます。

SIXAIへの出資の目的と今後の見通しについて

今回の出資は、ムサシとSIXAIの協力関係をさらに深めることを目的としているとのこと。ムサシとSIXAIは、2019年に「Musashi AI株式会社」、2021年に「634 AI Ltd.」を合弁で設立しており、生産現場へのAI実装によるものづくりイノベーションの実現に向けた取り組みや、AMR(Autonomous Moving Robot、日本語で「自立走行搬送ロボット」のこと)の研究開発および事業化に協業してきました。

またムサシは2022年8月、SIXAIとの戦略的パートナーシップ関係の下、西アフリカ地域でのEモビリティ事業の戦略的な展開について、SIXAIを通じてナイジェリアおよびガーナの政府系機関、現地企業と覚書を締結しています。今回の出資により、両社間でのAI事業・Eモビリティ事業を含め、マーケティングや事業展開に関する活動支援を相互におこない、アフリカのEモビリティ普及加速に向けて連携を深めていくそうです。

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