豊島株式会社、100%植物由来の素材「POLAK(ポラック)」の誕生を発表

投稿者: | 2023-03-07

プレリリースより引用

豊島株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:豊島半七、以下「豊島」)は2023年1月24日、東南アジアに自生する植物・カポックから採取した繊維と、トウモロコシやサトウキビのデンプンから作られるバイオマス原料のPLAをブレンドした、100%植物由来の素材「POLAK(ポラック)」を独自開発したことを発表しました。POLAKを採用した商品は、株式会社アーバンリサーチが展開するブランド「URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)」より、2023年2月から発売中です。

豊島は、繊維製品および建設資材の販売・卸売りをしているライフスタイル提案商社です。1841年の創業以来、持続可能なライフスタイルを提案する企業としてサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、環境技術による世界貢献を目的とした「あいち地球温暖化防止戦略」、サプライチェーンの人権・労働課題の解決に向けた「CSRの調達(※1)」など、時代の変化に応じた“新たな価値”の創造に取り組んでいます。
※1:CSR=Corporate Social Responsibilityの略語。日本語で「企業が果たすべき社会的責任」のこと。

プレリリースより引用


今回豊島が開発した「POLAK」は、東南アジアに自生する植物・カポックから採取した繊維とPLAをブレンドして生まれた、100%植物由来の素材です。カポックには、繊維素材への加工に適した以下のような機能性が備わっています。

  • 「軽量性」・・・綿の1/8ほどの軽さ
  • 「吸湿発熱性」・・・寒いときに湿気を吸って発熱する
  • 「吸放湿性」・・・暑いときに湿気を放出して涼しく快適にする

上記の特徴を活かしたPOLAKを採用した2023SS商品が、“心地よい暮らし”をテーマに環境に良いロングライフ商品を提案するブランド「URBAN RESEARCH DOORS」より、2023年2月から発売中です。

「POLAK」開発の背景と循環型社会への貢献

世界的なSDGsやサステナビリティの流れを受け、ファッション業界では環境配慮型の素材への注目が高まるとともに、これらの素材を使用した商品が多く見られるようになってきました。そのような中、POLAKに使用されているカポックは繊維への加工が難しく、繊維製品への開発・商業化に至らないため、自生の多い東南アジアでは廃材同様に捨てられていました。やがてポリエステルとブレンドして繊維へ加工する技術は生まれましたが、100%植物由来の繊維への加工は難しいまま。

しかし豊島は、カポックとPLAをブレンドした100%植物由来の繊維を開発し、本来であれば廃棄されてしまう植物を「環境配慮型素材」に生まれ変わらせることに成功しました。POLAKは石油や動物由来の繊維に比べて環境への負担が少なく、大規模伐採や森林伐採も不要。豊島は今後、サステナビリティと機能性を両立した素材として、アパレル製品以外にも土木関係の資材、手芸用の資材、寝具など、様々な面でPOLAKの採用を目指すとしています。

併せて読みたい

Nagoya Startup Newsでは、名古屋を中心に東海圏におけるベンチャー企業や新技術に関連する最新情報、業務提携に関するニュースを配信しています。東海圏のベンチャー企業や新規事業、オープンイノベーション分野に興味のある方は、以下の関連記事も併せてご覧下さい。

フェムテックブランドHogaraが金城学院大学と「Hogara×金城学院大学プロジェクト」を実施開始

豊島、リサイクル可能な透湿防水性テキスタイルの開発に取り組むAMPHICOへ出資

社会課題への次なるアプローチを|NAGOYA CONNÉCT#14イベントレポート