水素燃料電池ドローン開発へ、ROBOTIX JAPANとABILITYが共同開発に進出

投稿者: | 2023-06-05

プレリリースより引用:現在開発中の水素燃料電池ドローン


株式会社ROBOTIX JAPAN(本社:茨城県坂東市、代表取締役:佐々木弘之)とABILITY株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:冨士元雅大)は、業務提携を発表し、水素燃料電池を用いたドローンの開発に共同で着手します。この提携により、両社は既存のバッテリー式ドローンの稼働時間を大幅に延長し、環境にも配慮した高性能ドローンの製品化を目指します。

今回の提携の背景には、水素燃料電池がもたらす大幅な稼働時間延長と、軽量かつ高エネルギー密度の技術、さらに短時間での充電が可能というメリットがあります。これらの特性は、今後のドローン産業の発展において重要な役割を果たすと見込まれています。

農業分野では、従来のバッテリー式ドローンの稼働時間が短いために多数の重いバッテリーや発電機が必要とされてきましたが、水素燃料電池を活用することで、その必要性が大幅に軽減され、より効率的な作業が可能となります。

災害対応からCO2削減まで、水素燃料電池ドローンの展望

また、災害時においても、水素燃料電池を使用したドローンは長時間の飛行が可能なため、被災地での物資輸送や状況把握、人命救助などに貢献できます。現在開発中の水素燃料電池ドローンは、90分以上の飛行を目指し、年度内の販売を予定しています。

水素燃料電池の応用は、CO2排出量の削減にも寄与します。これは地球環境の保護に繋がるだけでなく、各種産業においても社会的に責任あるビジネス展開を行う上で重要な要素となります。ROBOTIX JAPANは、その高い技術力を活かし、水素燃料電池を搭載したドローンの開発を進めることで、新たな市場の開拓と競争力の向上を目指しています。このような革新的なドローンは、様々な分野での活用が期待されています。

両社は、今後もより高性能で環境に配慮した製品開発に力を注いでいきます。両社が持つ技術力やノウハウを活かし、多くの方々に貢献できる製品開発を目指します。また、両社の連携により新しいアイデアや技術を生み出し、世界に通用する製品の開発を進めていくとのことです。

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