豊田市、メタバースの普及に向けた将来ビジョンを示す

投稿者: | 2024-06-17

プレリリースより引用


愛知県豊田市は、地域全体でメタバースの活用を推進するため、「豊田市メタバース将来ビジョン」を新たに策定しました。これにより、市民、企業、行政が一体となり、メタバースの普及に向けた環境整備が進められます。同ビジョンは、これまでの実証実験を踏まえた技術活用の有効性や、今後の取組方針を示すもので、全国的にも先進的な取り組みとして注目されています。

「豊田市メタバース将来ビジョン」は、2030年に向けて豊田市が目指すべき姿や具体的な活用方針を示しています。豊田市は、メタバースを活用した新たな価値の創造を目指し、「自治体メタバース」豊田市モデルとして、地域全体でのチャレンジを推進します。具体的には、福祉、人事、教育の3分野で実施した実証実験の結果を踏まえ、今後のメタバース活用の方向性を明確にしています。また、今年度の取り組みとして、メタバースの普及啓発と担い手支援策の検討、共通基盤の構築および運用開始が計画されています。

豊田市、メタバース活用事業のロードマップを発表

2030年に向けたロードマップ(プレリリースより引用)

豊田市は、「豊田市メタバース将来ビジョン」に基づき、今後のメタバース活用事業を展開します。9月からはメタバースの理解促進と普及啓発活動が行われ、12月頃にはメタバース空間の構築および運用が開始される予定です。この事業のための予算は、2024年6月の市議会定例会にて一般会計補正予算として上程されます。豊田市モデルでは、メタバースを地域課題解決のための社会インフラとして捉え、市民や企業が主体的にメタバースを活用できる環境を整備し、全国的なメタバース活用の機運を高めることを目指しています。

豊田市は今後も地域全体でのメタバース活用に取り組み、社会課題の解決に向けた新たな価値創造を推進していきます。

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