株式会社データグリッド(本社:京都大学吉田キャンパス構内、代表取締役CEO:岡田 侑貴、以下:データグリッド)が開発した生成AIを活用した外観検査向けAIデータ生成基盤『Anomaly Generator』が、株式会社豊田自動織機の東知多工場(愛知県半田市)に導入されました。この技術は、自動車関連部品の製造工程における自動外観検査システムの構築と精度向上に貢献することを目的としています。
『Anomaly Generator』は、製造業向けに特化した生成AIを用いて、少数の不良品データから多様な不良品データを生成するソフトウェアです。この技術により、製造工程における外観検査システムのデータ不足の問題が解決され、高精度な検査システムの実装が可能となります。特許を取得した独自の画像生成AIは、ユーザー企業が保有する良品データと不良品データを基に、合成不良品データを生成し、外観検査AIの精度向上に寄与します。
Anomaly GeneratorサービスサイトURL: https://anomaly-generator.site/
製造業の未来を形作る:データグリッドの技術革新
データグリッドは、2017年に京都大学発のAIベンチャーとして設立され、生成AI技術を中心に事業展開を行っています。『Anomaly Generator』の導入は、製造業を中心に不良品データ不足の課題を解決し、中長期的には外観検査システムが必要とされる全ての産業に対するAIデータ基盤となることを目指しています。この技術の導入により、株式会社豊田自動織機の東知多工場では、製造工程の効率化と品質向上が期待されています。
併せて読みたい
Nagoya Startup Newsでは、名古屋を中心に東海圏におけるベンチャー企業や新技術に関連する最新情報、業務提携に関するニュースを配信しています。東海圏のベンチャー企業や新規事業、オープンイノベーション分野に興味のある方は、以下の関連記事も併せてご覧下さい。
「みちログ」にAIを活用した新機能搭載、道路維持管理支援サービスが進化